◆親殺しのパラドックス情熱的な青年がいた。過去に行き、自分の親殺すとどうなるか知りたがった。青年は、こうと決めたら突き進むタイプだ。母親は必死に止めた。けれども、青年は聞かなかった。タイムマシンに乗り、過去へと向かったのだ。青年は実行した。自分の父親を殺したのだ。鼓動が高鳴った。自分はどうなるのだろうと。タイムマシンに乗り込み、戻った。しかし、変化はない。青年は落胆し、ぼんやりしていた。母親はそれを見て、若かりし頃に出会った男を思い出していた。