心がマイナスな出来事が続き、それにとらわれた時、人は不思議と預言者となってしまう。
何をするのも上手くいかず、気持ちもふさぎ込んでしまったら預言者の誕生だ。
行動を起こす前に、その出来事を予測してしまう。
「どうせ私なんて何もできない…」
その預言者の魔法の言葉。
人との関わりを避け、自分の世界に夢中ならば、きっとこう言うだろう。
「どうせ人との関係も上手くいかないだろう」
そんな時にかぎって、友達とばったり会ったりなんかして。
「久しぶり!元気してた?最近なにしてるの?」
「…。」
「うん?なんかあった?お腹痛い?」
「…あ、いや。違うくて、、、。元気だよ。」
「あ、そう!よかった!私はね…」
興味もない話を聞かなくてはいけない。
「ねぇ、聞いてる?」
「…」
「もういい。友達ならちゃんと聞いてよね。ばいばい」
あら、預言的中。
こうなった原因はいったいなんだろうか。
そう、全て預言者のせい。