こんにちは!韓国狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センター

イ・ジェミン院長です!

 

 

「女性の方々から参考用に持って来ていただく

間違った写真の例」

 

最近、普通患者様の方々が持って来てくださる写真から見れば何と言うか…前髪を全部下してパンパンヘア(ヘアシャドウ)まで付けて本当にフルセッティングして、実際のヘアライン自体が全く見えない、フルセッティングされた芸能人たちの写真を持って来られる場合が多いんですね。

 

 

例えば、こんな...このような写真を持って来られて、「私はこんなヘアラインになって欲しいです」 とおっしゃるのですが…実はあの写真でヘアライン…全く見えませんよね?

​見えるのは髪がセットされているところしか見えませんね…あせるあせる

​それでも測れるのは額の縦幅くらい?

​あんな感じになって欲しいというのは、おそらくうーん…写真で見たようなヘアスタイリングにして欲しい、チョン・ジヒョンくらいの髪の量、ボリューム感が欲しいという話に解釈をしなければならないようですが、
 

スタイリングはまぁ…美容室行って頂ければいいものですし、

髪の量なんて…それは生まれつきのものなのにどうやって変えることができますしょうか?

 

 

 

この程度の写真になってこそ、我々がヘアラインを観察することができるということですね。

​先に例としてたチョン・ジヒョン...オールバックの写真を見ると、ヘアラインが先見たものとは完全に違いますね?

あれが実際のヘアラインになります…

実は、右のムン・グニョンの写真のような場合でも、オールバックをしてヘアラインが見えてはおりますが、とても良い写真とは言い切れません。

​それなりオールバックではありますが、M字部分にパンパンヘアで頑張ったのが見えますよね?

​あのパンパンヘア付けられた姿を見て「実際のヘアラインがあれだ、密度感がああだ」と思ってはいけません。

 

 

 

「BLACKPINK ジェニー
ケンダル・ジェナー」

 

 

今回の患者様は、BLACKPINK ジェニーや外国モデルであるケンダル・ジェナーのようなヘアラインを好まれる方でした。

​直接写真まで持って来られましたが、まず患者様が見せてくださった写真から一度見ていただきましょう。

 

BLACKPINK ジェニー

 

ケンダル・ジェンナー

 

とても素晴らしい写真です。

すっきりとオールバックになってパンパンヘアも一切付けず赤裸々にヘアラインを見せてくれている写真ですが、本当に良い例だと見ることができます。

​基本的にオールバックをした場合でなければ正確なヘアラインの把握はほとんど不可能…実際にM字がすごく凹んでいる方々も、スタイリングを通じて完璧にM字をカバーされていることがあるのと同様に…スタイリングされた写真を見てヘアラインを把握しようとすることには大きな意味はありません。

​上記のヘアラインの特徴といえばどのようなものがありますでしょうか?

​まずは、あまりに狭い感じではないというのがキーポイントです。

​普通、本人自身で額が広いと思われる方の場合、ヘアラインをすごく多めに下げたいとおっしゃるのですが、ジェニーやケンダルジェナーの場合、本人のきれいな額をすっきり見せるスタイルを好むと思います。

​そしてもう一つの特徴は、うーん...おおらかな(?)ヘアラインの密度って言えばいいですかね。

​ヘアラインが非常に鮮明であるよりは、とてもスムーズに重なりながら濃くなっていく姿を見せています。

 

 

「産毛を作ってあげることは可能なのか?」

 

 

ジェニーのヘアラインが徐々に濃くなるのは、産毛があることも一助するでしょうが、実際に我々が手術で産毛を作ることはできません。

偶に、産毛があるように見える症例写真がある?!

​それはもともと生え際に産毛があった人であり、産毛ラインの後ろに密度だけ足してあげる方向で移植をしたものとみなすことができます。

​そんな場合は、適当に手術をしても実に自然に見えますね。

​自然に見えないわけがありません。

文字通り密度だけ増加されただけで、「ライン」自体は本人がもともと持っていたラインなので自然になるしかありませんね。

​しかし、このような場合は一般的ではありません。

ほとんどの場合、額が広くて狭くしようとする場合であれば、産毛のラインよりもっと下に、ヘアラインをかなり下げなければならなく、このような場合なら何もない額に、まさになんもない地面に、後頭部から持ってきた相対的に太い髪を植えてあげることになるでしょう。

​このような状況で、最大限の自然さを生み出すこと、

それが本当の難しい課題になるのです。

​ある病院は、産毛を抜いて植えてくれると言いますが、

それは本当でしょうか?

​まず、髪は後頭部から採取するようになっているのですが… きちきちに毛髪が生えている後頭部から2-3cmしか成長しない産毛が生える?そんな場合はありません。

産毛というのは額の近くから生えるもので、最も豊かで健康な毛髪が集まっている後頭部から産毛なんて…

 

後頭部では1000本の髪の毛を採取しても、たった1本の産毛も出ないのが一般的です。

​首筋の産毛を非切開法で採取すればいいのでは? とお考えになることもあるかと思いますが…そうですね、まったく意味のないことだと思います。

​実際に有名な女性ヘアライン矯正医院では、完全に「切開法」だけ行う場合もあり、私も3000本以上の見積もりが出る女性の方々には、切開法をもう少しお勧めする方です。

​切開法をするというのは、完全に健康な毛髪のある後頭部下端から集中的に採取をしてきてそこにある髪だけを使うということですが、産毛が出る確率は0%ということです。

​だったら私たちモウリムでも、あるいは切開法だけ行う有名な女性ヘアライン矯正医院でも、自然できれいな結果物が出てくるのが産毛をよく採取してきて植えたからか?まったく違うということですね。

​他の投稿でも強調してますが、ヘアライン境界部の自然さを作り出すことは、ランダムな髪の配置、良いヘアラインを持っている女性たちのヘアラインを絶え間なく観察し、最大限それを模倣して手術で作り出すことによって決まるものであり、産毛を植えたかどうかが重要なわけではないということです。

​実際に見ると、元からヘアラインに産毛がまったくない人も多いです。(私も産毛がほとんどないタイプです。)

​「産毛がなければ本当の自然さはでない。」 と言うなら、それじゃあもともと産毛を持ってない人のヘアラインはすべて不自然なものだと定義すべきなんでしょうか?それは違いますね。

​産毛がなければないなりの自然なラインを形成しているのですが、そんな人々のヘアラインを注意深く観察するのが私にとってはまさに師匠であり教科書とも同じです。

​実際に首筋から産毛を採取するというのは非切開法で抜くということですが、その場合、基本的に首筋に白色の非切開採取傷跡が残ることになるはずでして…それはさておき、毛包の状態が事実上酷いです。

カールもしっかり出てくるのかも分からず、そんな酷いほどに弱い毛包を前に植えること、本当に意味がないと見ますし…むしろミノキシジルを使って産毛を成長させた方がはるかに良い結果を見せることができます。

​とにかく、ジェニーとケンダル・ジェナーのヘアライン、患者様がご期待されているところを一生懸命聴いて、それに合わせてデザインをして移植をしていこうと計画をしていました。

 

 

「手術前」

 

 

手術前の様子です。

​とてもおきれいな額をお持ちでしたが、実際に測定をしてみた結果、額の縦の長さが少し長い方で、何よりM字がひどいほどではなかったのですが、あまりに四角い形でして物足りなさがありました。

​こめかみの位置は悪くなく鮮明にあり、もみあげも非常に不足しているわけではありませんでした。

 

 

「デザイン及び手術」

 

 

丸い形を維持しながら、あまり狭くならないようにM字は軽くすっきりしたラインに形を整えて、ここで特徴としましては…デザインの微細な凹凸、ギザギザの程度をかなり激しく作ってあげました。

​この凹凸が揃うと揃うほど鮮明なヘアラインが形成されるようになり、凹凸がひどいほどスムースに濃くなるグラデーションのヘアラインが作られるようになりますね。

​これらは患者様の好みによって変えることが可能です。

 

 

 

毛流は典型的なDタイプ…

​右側のM字部分は非常に模範的によくめくられるように見え、左側のM字部位は若干下へ落ちる流れを見せるようになるはずですが、今見たらジェニーは、無難なAタイプ毛流を持っているようですね…。

生まれつきの毛流の差はありますが、DタイプとAタイプは、中央部分が逆方向に行くか行かないかの問題を除いては、あとはほぼ同様なので...似たような感じの結果がよく出ることが可能そうに見えました。

 

 

ご覧のとおり、左右の毛流が異なりますね。

​M字を非常に多めに埋める方ではなかったので、毛流は大きく変えてあげることができません。

​むしろ、あまり激しく毛流を変えてしまうと、さらに変に見えることもあり、激しい毛流の変化は、生着率を低下させる要因でもあります。

​よくご存じの内容だと思いますが、左、右の毛流があんなに異なる場合、後で育った時の結果物も当然変わることがあります。

 

左右の毛流差によって変わる髪の重なり方

 

普通、毛流について別になんとも考えられることのなかった方々が、ご本人の左右の毛流差により生じる密度感の違いを手術後になってから認知されるようになりますが、

​上の図からわかるように、割れた毛流が存在する部分(右)は、特に初期に透けて見える感じが出るようになり、毛髪が重なり合う毛流が存在する部分は、毛髪が長くなればなるほど、より密度感があり、濃く見えるようになります。

 

手術前から毛流によって異なって見える重なり感、密度感

 

手術前の状態なのですが、ご覧の通りすでに毛流が分かれる部分で密度感の差が感じられますよね?

​広がる部分は頭皮がもう少し透けて見えてばらばらのように見える反面、重なる部分はずっとスムーズにグラデーションに増加する感じがするようになりますが、

​こうしたことは問題があるのではなく、極めて自然な違いなので、「そうもんか~」と受け入れればいいことですね。

​偶に手術後左右が同じように生着が上手くいったにもかかわらず、毛流によって左右の密度感が異なって見えることを受け入れられない方がいらっしゃいますが、うーん…事実上、元から左右が対称になるように毛流が形成されている方は非常に珍しいので…うーん…どうにか解決することもできませんし…これを受け入れていただけなければなりませんが…

うーん…どうしましょう。

​とはいえ、もともと左右非対称な毛流を持っていましたが、これを突然対称に作っておけば、それもまた実に見栄えが変になりますね。

​移植部位のすぐ上までは左から右に生えていたのが、突然植えた部分の毛髪だけ右から左へ生えてきたら?

​ちょっと昼間して起きたら髪の毛が乱れて寝ぐせがついたかのように見栄えが悪くなるはずです。

 

 

「1年経過」

 

手術前(左)、手術後1年経過(右)
この投稿で使用されている症例写真は、わたくしから直接手術を
受けられた患者様たちの写真であり、写真使用に関する同意を得た上使用しております。これらを無断利用、スクリーンショット及び配布する場合刑事処罰を受ける可能性があります。全ての症例写真は完全に同一な条件下撮影された写真であることを明らかにします。写真に対する別の操作は全くなく、患者様からの同意を頂いた程度によりモザイクの範囲には差があります。自毛植毛手術により発生する可能性がある副作用には毛嚢炎、くせ毛の成長、白髪、一時的な浮腫、採取部位及び植毛部位の感覚異常、生着率低下などがあります。
患者様たちの毛髪及び皮膚状態により密度感や結果は異なる場合があります。

 

1年後の経過です。

​個人的には本当に上手くいったと思います。

​本当に多くの患者様の方々がご本人の額の縦幅に欠陥がないにもかかわらず「もう少しヘアライン下げてもらえませんか?」と希望されて来られることがありますが、今回の患者様はそのようなご希望がなく、ぴったりすっきりした見事な程度の広さ感を作らせていただくことが可能でした。

​患者様からも、手術前には不自然になった他院の症例などを見て「もしも手術してから不自然になったらどうするの?」「あまりにも狭くてすっきりしないヘアラインに見えたらどうしよう」のようなことに凄く悩まされていたということでしたが、手術して結果を見たらご本人のちょうど考えていたぴったりの程度になってとても満足していると喜んでいただきました。

大満足いただいてこちらもとても胸がいっぱいになりました!!

 

 

ブラッシングしている姿を見ると…計画どおりにぴったりな結果

が出たと思います。

​一度拡大して見ましょうか?

 

こんな風に…

​不規則なデザインにさらに不規則さを加えたランダムさを作ってあげて、産毛がないにもとても自然に見えるように、まるで生まれつきのヘアラインのように作らせていただきました。

​私が手術をしたケースをご覧になるとお分かりになるかと思いますが、デザインは全部異なります。

​今のように少しすっきりしたデザインにした場合もあり、非常に狭く、ほぼ三角おにぎりの感じにデザインをしたり、こめかみを強調したり、むしろ強調されないように薄く作ることもあります。患者様の好みに応じてとても丸く仕上げたり、もしくはかなりダイナミックな屈曲を作ってあげたりしますが、

​重要なのは、すぐ上の写真で見えるようなヘアライン境界部位の処理…

​手術をしていない人々の天然ヘアラインを見ると、みんなそれぞれ異なる形を持ってまして、

​ある人はこう、他の人はああいう風に…それぞれが異なる形ですが、みんなそれなりの魅力を持つように、ヘアラインのデザインにも決まった正解があるわけにはいきません。

​患者様の好みと生まれつきの頭の形によってデザインはいつでも変わることがありますが、どんなデザインでも毛流を良く把握し、境界部処理だけうまくやってあげれば、どうにか最大限の自然さ、ナチュラルさを作ることができるということ!


​女性ヘアライン矯正手術は、とても楽しいです。

​明らかに手術をすればとても良くなることができる方々がおられて、このような方々に手術を行わせていただき、実に綺麗な結果物を作り出した時の嬉しさは言葉で表現することができません。

​もちろん、男性患者様の方々の脱毛症の悩みを解決することも重要であり、そこでもまたヘアラインを自然で男性的に作らせていただくこと、こめかみ、もみあげ、眉毛など解決すべき部分が多く、よく作り出さなければならないですが、

​実は女性ヘアライン矯正ほど実力の違いがはっきりと現れない傾向がありますね。

いったん生着だけうまくいって密度さえ良ければ毛流を考慮せず、何気なく植えてもなかなか良い結果に見えますが…女性の場合、少しでもバランスが崩れるととてもぎこちないように見えるので…

​それだけ慎重に、丁寧に作り上げなければなりませんが、難しいほど、綺麗に作り出してからはとてもやりがいがあって嬉しくなりますね。

​もっと多くのケースをお見せしたいのですが、

この病院というの、なかなか暇にならないので。

​次回は男性ケースを一度持って参りたいと思いますニコニコ

 

 

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