こんにちは!韓国狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センターイ・ジェミン院長です。

 

今回は、自毛植毛をお受けになった方から一番よく言われる

一種のコンプレインについて説明させていただきたいと思います。

​​それは何なのか?

なんと、「両M字部位の密度が違うと思います!」、特に

「左側のM字部位の密度がより低いようです!」 なのです!

​​きっと植えた時は同じように植えましたが、なぜ患者様の方々から、

特に左側のの密度がより低いと言われる場合が多いのでしょうか?

​​もしかして私、イ院長…左の方を植える時だけになると

まばらに植える病気にでもかかったのでしょうか…?

​​そんなわけはないですね。

​​次のケースの患者様も9ヶ月の経過を見ながら左側のM字部位の密度感が

より低いようだとおっしゃいましたが、なぜそのような現象が発生するのか

一度調べてみたいと思います。

 

手術前

 

手術前の姿はうーん…なんと言うか。

​どこか一つ大変明瞭な瑕疵があるわけではありませんが、

全体的にかすかに後退している状態と見られます。

こめかみの方も後退…ヘアラインも全体的に高く、M字部分も少し弱くなっている…

​​このような場合は、回し削り(?)の感じで回し埋めに突入しなければならないでしょう。

 

手術前

 

 

デザインはこのようにしてあげました。

​​どう考えたらこの時私のミスがありました。 毛流がどのように形成されているので、

どのように植えるのかを申し上げていなかったのですね。

​当然私は患者様の基本毛流を考慮して最善の選択をしているので、

患者様があえて別の毛流を追求する必要もないと考えていたのですが、

これについてあらかじめ説明を聞いたか聞かなかったかによって

患者様が後で手術後の結果を受け入れる時、感じが完全に変わることがあります。

例えば、密度についても、手術前に「良い生着のために60〜70%程度の密度で

移植を行います」とあらかじめ申し上げて患者様が結果を見るのと、

何も言わずに移植をして後で患者様が「なぜ密度が正常部位より低いのですか?」と

質問をされた時、その時になって「あ、生着が上手くいくためには60-70%密度で

植えることをお勧めします」と答えるのは、患者様が受けるようになる

感じが違ってくるということですね。

​​前者の場合、「なるほど。院長が計画したとおりぴったりだな」と、

むしろ信頼を持つことになることもあるのに対し、後者の場合

「これは密度が出てこないから、今更言い訳するのではないか?」と

お考えになることができるかも知れません。

開院初期は、単にデザインだけして、そのデザインに対する同意が済んだら、

ただ手術を進行したりしました。

​​毛髪の方向と、その向きの違いによって生じる可能性がある

密度感の違いについては、説明をしておりませんでしたね。

 

最近、理院長のデザイン方式

 

 

最近では、必ずデザインをする際に髪の向き、毛流までも

そして表示して説明をさせていただいております。

​​「患者様の基本的な毛流がどのように形成されており、このような流れは

こうだからこの部分はこのように変えてあげて、ここは重なるようになる方向に

毛髪が生えくるため密度がより良く見えて、ここは割れるようになる部位であるため

密度が低く見えることがあります。」

​​このような説明を忠実にさせて頂き、全部ご理解いただけるようにさせて

頂いた上、手術を行うと、今後患者様が回復する経過を経験する過程の中でも

あまり不安になられないことができます。

 

手術直後の45度側面写真

 

移植はこのように無難にできました。

​​45度側面写真の左右を比較してみると、毛髪が植えられている間隔、

密度感に大きな差がないことをすぐに確認することができますよね。

 

 

しかし、正面の写真を見ると、本当に短い長さの状態の移植毛にもかかわらず、

すでに頭皮が隠られている程度に差があるように見えてきます。

​​左側の毛髪はほぼ正面に向かって成長しているため、毛髪が差し込まれている部分

だけが赤黒い点に見え、近くの頭皮は全部見えている反面、右側の毛髪は側面に

向かって成長しているので、すでに毛髪の生えている位置だけでなく

近くの頭皮までも隠してくれているのですね。

​​髪がもっと長くなるとどうなるでしょうか?

​​右側のM字部位の頭皮の隠れる程度はさらに充実することになるはずです。

​​比較的左側のM字部位は右側に比べて透けて見える感じを受けることもありますね。

左側から右側に振り回っていく毛流を持っている患者様の場合は、

十中八九このような感じを受けるようになります。

まずは経過を一度見てみたいと思います。

 

1ヶ月経過(左)、3ヶ月経過(右)

 

こちらの方の場合、1ヶ月目にたくさん抜けている状態でして、

3ヶ月目の写真だけ見ても結構産毛たちがたくさん生えてきていますね。

​​毛髪の成長速度が人によって違うことになりますが、このように気が短い毛髪を

お持ちの方は早々落ちて早々生えてきたりもします。 

ややコリアンスタイルですね。

​​それでは9ヶ月経過を一度比較してみたいと思います。

 

手術前(左)、手術後9ヶ月経過(右)


この投稿で使用されている症例写真は、わたくしから直接手術を
受けられた患者様たちの写真であり、写真使用に関する同意を得た上使用しております。
これらを無断利用、スクリーンショット及び配布する場合刑事処罰を受ける可能性があります。
全ての症例写真は完全に同一な条件下撮影された写真であることを明らかにします。
写真に対する別の操作は全くなく、患者様からの同意を頂いた程度により
モザイクの範囲には差があります。自毛植毛手術により発生する可能性がある副作用には毛嚢炎、
くせ毛の成長、白髪、一時的な浮腫、採取部位及び植毛部位の感覚異常、生着率低下などがあります。
患者様たちの毛髪及び皮膚状態により密度感や結果は異なる場合があります。

 

 

まぁ、とても空いているところなく正確に全部よく生着になっています。

 

 

 

後頭部の状態をご覧頂きながら投稿をお締めさせていただきたいと思います。


終わり!

 

 

 

 

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