こんにちは!韓国狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センターです。
患者様がFUT(切開)とFUE(非切開)の選択をなさる際、
最も重要と考えられる部分が「傷跡」です。
FUT(切開)とFUE(非切開)の両方行っている自分の立場としては、
この部分になぜ大きく悩まられているのか、理解がよくできないときが多いです。
どうせ髪を短く切ると傷跡は「両方」とも見えるようになり、
FUE(非切開)の傷跡が覆われて隠されるほどに髪を伸ばせばFUT(切開)の傷跡も
覆われて隠されるからです。
もちろん‼
FUT(切開)の場合、未熟に手術を行う場合、その傷跡が深刻に残る場合もあり…
そのような場合の傷跡は比較にならないくらいに惨たらしくなることもあります。
植えた髪が生える、生えないの問題を超えて
一度めちゃくちゃになってしまった後頭部を目にすると、本当に残念な気持ちです。
そんなやり方で手術をしようとしたら、根本的に手術をしてはいけないのでしょう。
しかし、ほとんどの熟練した医師が無難に手術を行う場合、
切開法の傷跡は約1~2mm程度の厚さの薄い線形で現れるようになります。
個人によって少し異なることはあり、肌の回復力がとても良い方は
ほぼ傷跡が見えなくなることもありますね。
FUE法(非切開法)法は手術の実力が未熟だからといって
傷跡がよりひどくなることはありません。
植毛する際、毛包の根を切ってしまって生着率が落ちたり、
手術時間が長くなるほどでしょう。
ですが、「パッと見た時、見た目は悪くないので、
だったらFUE法は失敗になっても、マイナスにはならないでしょう」と
見ることはできません。
2次手術が不可能になるほど後頭部の密度を落としてしまった場合を見ると…
やはり残念です。
こうやって細かい説明をいくら読んでも、患者様には上手く伝わらないと思います。
FUT(切開)とFUE(非切開)症例写真たちを見ても、
みんなが異なる人で髪の長さも千差万別に違うので
「果たして何が最も裸の真実に近い写真だろうか?」
という疑問をお持ちな場合もあるかと思います。
それで用意しました!
おそらく全世界初(?)ではないかと思いますが(?)
イ・ジェミン代表院長が一晩中フォトショップを利用して作った
FUT(切開)とFUE(非切開)の傷比較写真!
ジャーン!
真ん中が手術前、左がFUE(非切開)で約1500株採取、
右側がFUT(切開)で約1500株採取した状態と見なすことができます。
ご覧のとおり、FUE(非切開)をすると(一番左)、
全体的に密度が下がり、所々に空きスポットができてしまいます。
単純に左の写真だけを置いてみた時には大きな問題がないように
見えるかもしれませんが、真ん中の写真と比べると確かに密度が
落ちていることが伝わります。
一番右のFUT(切開)例の写真を見ると、くっきりした白の傷跡が見え、
これは周辺の毛髪の密度が完全に正常であるため、
さらに目立つように見えるかもしれません。
そのため、通常FUT(切開)は傷が見えて、FUE(非切開)は傷がない。
という話をするのですが、正確に比較をすると、
上の写真のような違いが見られることになるとご理解いただきましたらオッケーです。
重要なのは、両方の傷とも髪の長さが1cmくらいだけ育っても
無難に全部隠されることになるということです。
(FUEの切開の傷がひどく厚くなったりする失敗ケースの手術の場合は論外にして…)
もし患者様の後頭部密度が低い場合、むしろより問題になるのはFUE(非切開)です。
上記の後頭部密度が低いとしても、切開の傷がより広くなることは
ほとんどないですが、FUE(非切開)の場合は空に見える面積が大きくなります。
確実に後頭部の密度が低い方はFUE(非切開)の手術が2回までは
不可能な場合もかなりあります。
こういう方々の場合なら、単に患者様たちから恣意的に判断して
「FUEの方が傷が少なく残ると聞いたから私はFUEをしなければならない」と
お考えになるよりは、
FUT(切開)とFUE(非切開)が両方とも上手に可能な医師に
将来の長期的な手術とAGA治療計画についてカウンセリングした後、
それに応じて決定するのが最善になります。
FUTだけ可能な病院に行くとすべての手術をFUTに誘導するだろうし、
FUEだけ可能な病院に行けばFUTのディメリットだけを浮き彫りにするはずなので…
明らかに、FUEの場合は優れた毛髪だけを選択的に採取することができ、
より高い密度感を与えることもあり、ダウンタイム期間中に
痛みが少ないというメリットがありますが、
それが常に正解になるとは言い切れません。
1次手術で十分に問題を全て解決することもできますし、
後頭部の毛髪も多めの簡単なケースの場合は、どのような方法を選択しても
無難に手術が終わることもありますが、
2次以上の手術が予想され、後頭部の毛髪も十分ではないのに
移植しなければならない領域が広い場合であれば、
やたらにFUEを選択するよりは、
具体的な方向性と手術計画を立てる過程が必須なのでしょう。
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