こんにちは!韓国狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センターです。
普通、植毛をする時は正常密度に比べ60-70%程度の密度で
移植をすると言われていますが、あえてあまりぎっしり植えないのは
良い生着率を得るためです。
60-70%なら少し低密度ではないかと思われるかもしれませんが、
実際に手術をしてみると、ヘアラインの中央部分を下げずに
M字部位だけを埋める場合、生着だけ無難にうまくいけば満足度は非常に高い方です。
ヘアラインを全体的に下げるとしても、通常1cmまでは無難に満足度が良いですね。
特にM字だけを埋める手術の場合、満足度がより良いと
言われている理由は何でしょうか?
一般的に我々が相手を見つめるとき、ヘアラインの中央部分は
通常髪が左右に分かれるようになる部分であるため、
髪の間の頭皮が透けて見えるようになります。
これらの中で低密度の領域が厚く、1.5cm以上になると
かなりぎこちない感じが現れることがあります。
生まれつきの髪の太さによって大きく変に見えないこともありますが、
一般的にはヘアラインの中央部分を多く下げることになったら
ある程度は2次手術までも念頭に置いて手術をされたのが良いでしょう。
「いや、手術上手な医師なら絶対1次で終わらせるべきじゃん。
2次まで計画するって? 私は絶対に1次で終わらせてくれるところでやるよ。」
このように考えて手術を選択することは患者様の自由ではございますが、
1次に適切に植え、2次に密度補強をしようと計画すること、
良い生着率と毛髪の無駄遣いを無くすためにむしろより良い選択肢になれます。
適切に密度を下げて植えると確実に生着がより良くなり、通常自然毛髪の間に
移植をすると既存の自然毛髪が細くなり被害を受ける場合も多いですが、
移植毛の間に追加移植をすれば既に生着した既存の移植毛たちは
自然毛髪よりも密度の補強という刺激に対しよりよく耐えてので、
細くなりにくい様子を見せたりします。
どうせ一度生着した毛髪は一生持って行くことなので、約1年の時間を待って
少し補強をすることが大変な無駄骨折りをするわけではなく、
むしろ最終的により良い結果を得ることもできるということですね。
結論から言わせていただきますと、ヘアラインの真ん中を下げる場合であれば、
その程度によって満足度が異なることがあり、審美的基準が高い患者様であれば
補強が必要な場合もあるということです。
しかし、M字部位は性格が少し異なります。
一般的にM字部位は外側に向かう形で毛髪が生えるので、
少し長くなることで毛髪たちが重なり始めます。
ある程度長くなると、実際には密度が完璧ではないとしても、
重なり合いながら頭皮が見えずに隠されるようになるのです。
今回説明させていただくケースが典型的に満足度の高い手術に該当すると見られます。
一度ご覧いただきますでしょうか?
手術前
典型的にM字部位に脱毛症が進み、すっぽり凹んでいるケースでした。
ヘアラインの真ん中にV字形のピークを基準に見たとき、
ヘアラインの高さが非常に高い方ではありませんでした。
特に前頭頂部は脱毛進行が全くなく、中央部の密度について心配する
必要はありませんでした。
中央部分はほんの少し軽く弱くなった境界線だけ鮮明に補強してあげ、
M字部位を埋めるのに集中すれば良い場合ですね。
デザイン
デザインはこう行われました。
簡単ですね?
真ん中のヘアラインを下げずに、眉毛と平行する程度にヘアラインを
デザインしてあげました。
一般的に男性はあまり平らすぎる形よりは、眉毛と平行な程度で
とても若干なV字型であれば無難です。
真ん中のピークも作ってあげた方が男性的でありながら自然で、
後で見たときヘアラインがより素敵になります。
手術後2週間目
移植後2週目経過時の様子です。
何か既にいい感じですね?
赤みもほとんどなく、血のかさぶたもほとんどないながら…
髪もすでに数mmももっと育ったのが見えています。
すでに生着が上手くいったと見ることができるのですね。
分類してみると、典型的なAタイプの毛流のようでありながら少し違います。
右側は無難に右下方に戻っていく流れですが、左側はただ降りてくるというよりは…
ほぼ逆方向と思われるほどに立って流れるのですが…
これが言葉で表現するとしたら本当に難しいです。
この毛髪の流れというのは、一見すると単純に見えますが、
いざシェービングをしておいてからみると、どの角度から見るかによって
毛髪の方向がまったく異って見えるんです。
何の話…? となるかもしれませんが…ヘアラインのほうをしっかり剃って
拡大鏡を着用した後見てみると、どういった話なのかご理解いただけるかと…
斜め上方から見たときは左側へ生えるようですが、目の高さから見ると
垂直に下がる方へ生えるようにも見えながら、移植するために患者様を横にさせて
上から見下ろすとまたまったく別の方向に生えているように見えるのですね。
左側から見た時と右側から見たときがまた生える方向が違って見えるので...
この毛流をよく把握することにもかなりの経験が必要です。
まぁ、あえて選ぶとAタイプと似ているように見えるけど
ちょっとは違う流れだった! というのが結論です。
一般的に典型的なAタイプの毛流なら、左側のM字部分が分け目に該当する、
割れる毛流を持っているため、珍しくなく右側に比べて左側がより空に見えるㅡと
言われていますが、今は右側の流れが典型的なAタイプように左下に下がる流れを
持っているわけではないので…1年経過を見ると、それほど密度が落ちて見えてはない
結果が出るようになりました。
1年経過を一度見てみましょうか?
手術後1年経過
ヘアバンドなしでさりげなく撮ったときはこんな感じ...
正面から見たとき一直線のようでありながら、真ん中にV字のピークがあり、
退屈ではありません。
ヘアラインの境界は滑らかで、さっき申し上げました毛流による
密度が落ちて見えるところも左右どこにもなく良く仕上がりました。
手術前(左)、手術後1年目(右)
この投稿で使用されている症例写真は、わたくしから直接手術を
受けられた患者様たちの写真であり、写真使用に関する同意を得た上使用しております。
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全ての症例写真は完全に同一な条件下撮影された写真であることを明らかにします。
写真に対する別の操作は全くなく、患者様からの同意を頂いた程度により
モザイクの範囲には差があります。自毛植毛手術により発生する可能性がある副作用には毛嚢炎、
くせ毛の成長、白髪、一時的な浮腫、採取部位及び植毛部位の感覚異常、生着率低下などがあります。
患者様たちの毛髪及び皮膚状態により密度感や結果は異なる場合があります。
手術前後を比較してみました。
うまくいきましたね。
患者様に念のため「気になる部分はありませんか?」 と伺った時、
とても豪快に「全くないです!」 と一言いただきました。
普通100個植えて90個、95個以上生えれば上手くいっている手術だと
見ることができますが、その僅かな何個の空席でも、もし気になられてる部分が
ございましたら無料リタッチをさせていただくと申し上げましたが、
リタッチが全く不要とストレートでおっしゃい1年経過診療を終えることになりました。
このようにM字部位は、適切に生着だけうまくいけばとても満足度が高くなります!
手術後1年目後頭部の傷
後頭部の傷をご覧いただきながらお締めさせていただきたいと思います。
患者様はできるだけ上の方に傷口を作ってほしいとのことでしたので
そうさせていただきました。
どうやら下側の方に切開線を作るとツーブロックの感じで短くするのが大変ですね。
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