こんにちは！韓国狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センターでございます。
今日は他院で1次手術を非切開でされて、再手術のために
本院に来院された方の写真をご覧いただきながら後頭部について
一度語ってみたいと思います。
まず、患者様の後頭部はこちらの状態でした。
一目で見た瞬間、すでに後頭部の頭皮が全部みえるほど
密度が落ちていた状態でした。
他の部位を見てみると、もともとお持ちの後頭部の密度が
低い方だったように見えました。
それにここから非切開手術をされてもう一度取り出した状況なので…
患者様はほとんど本人の後頭部をそんなに細かく見ることがないので、
1次で非切開手術を1回しただけでは密度がもともと低かった方も、
大抵大きな問題は経験しない方です。
それで「1次を非切開で行ったら本当に切開のようにナイフも使わず
完全に大丈夫だったから、2次も非切開にしよう」 と思われる場合が多いですが、
上記の状況のような方々が「1次も大丈夫だったから問題ないんじゃない？」
という気持ちで2次も非切開でまた取ってしまうと、
その時は密度が落ちたのが直ぐに感じられるようになります。
まるで脱毛症も、最初に少し進んでいる状態では良く気付きませんが、
ある程度の段階を越えていくと突然どんどん進行しているような
気がするのと一緒ですね...それで一般的に脱毛症は段々進行するにもかかわらず、
患者様たちは「私は30代半ばに突然悪くなり始めました。」
という風におっしゃることがあります。
こちらの患者様はすでにノーシェービングで再手術すると
強く決心されて来られた状況でしたが、
実は病院の立場としては同じ毛数で、患者様がノーシェービング非切開を
希望される場合、これは完全に感謝なことです。
当然のことですが、手術費用が最も高いからです！
これはどれほど感謝なことでしょうか？
わたくしイ・ジェミン院長…本当にノーシェービング非切開の手術、大好きです！
ノーシェービング非切開で手術を受けられたい方…本当にありがとうございます！！！
ところでこれを進めることができないのが…非切開をまたやって密度が落ちて
スカスカになると、その時患者様の後頭部は誰が責任を負いますか？
患者様の選択だから患者様の責任でしょうか？
そう簡単に言ってはいけないと思います。
どうなるか手術の結果についてあまり知らない方をおいて、
専門家として何の意見も提示せずにただ好みで選択されるように放置する？
それは一種の職務怠慢と見なすことができます。
それで強力に切開法を選択しなければならないとお勧めしました。
手術の前に頭を結び上げてシェービングをしてみると、
空いているところがよりよく見えますね…
1次手術で非切開で取り出した部分と取り出していない部分の境界が
はっきりと違います。
一度拡大してみると...
こちらで左の方は取り出していない部分、右の方は非切開で取り出した部分です。
ps. 切開をするためのシェービング…採取する部位の上、下に丁度1列で行います。
短い髪の男性の方も切開手術を受けて、ちっとも目立たないことができる
モウリム医院ならではの秘訣ですね！
赤い線を境界に左、右の密度がかなり違いますよね？
1次の非切開手術により、通常左から右程度に密度が低下することになりますが
（狭い面積で多くの毛包を採取する場合、よりひどく落ちることも...）
右からもう一度非切開を抜いてしまうと、それは患者様が考えられる以上に
悪い状態になることがあります。
これで切開終了！
患者様の後頭部、よく守ってあげられたようで胸いっぱいでした。
ここまでは私が撮った写真です！
手術の前後はどうなったのか一度見てみましょうか？
上記のビフォーとアフター写真の撮影は手術前と手術翌日で、
完全に同一な条件下撮影されていることを明らかにします。
自毛植毛手術により発生する可能性がある副作用には毛嚢炎、
くせ毛の成長、白髪、一時的な浮腫、採取部位及び植毛部位の感覚異常
生着率低下などがあります。
ジャーンーーー
実際、ほとんどの患者様の方々が丸い曲線上のヘアライン、
つまり、左側のデザインで植えてほしいとおっしゃいます。
実際に丸くデザインしてその線に沿ってずーーーーーっと植えたとき、
それがどんな姿に見えるようになるかについては、
あまり予想されることのなかった状態で漠然と...
このような状況で私たちの医者は専門家として
「それではこうなってしまいますが、本当にそれがご希望の結果で
合ってますでしょうか？」 と一旦聞いて方向性を提示させていただくこと、
かならず必要なことですね。
この過程でどのくらい患者様にわかりやすく説明をさせていただき
ご理解いただけるのかが大事ですが、最近は例で使えるあんなこんな
写真たちも沢山あったりして、患者様に説明させていただきやすくなってます。
上記の写真、それでもあの程度で揃えて植えられているなら
まだそんなに悪くはないくらいのように見えます。
植えながら細かく見てみたら、完全な丸ではなく少しの不規則性はあったのですね。
どれだけ屈曲があるデザインをするかは事実重要ポイントではありません。
屈曲ありありのデザインをしておいて、その曲がりくねったラインに
沿ってそのままずーーーーーっと植えてしまえば
それも何か…非常におかしくなるからですね。
曲がりくねったところでもっとランダムで不規則に、
ヘアラインに一本一本植えるたびに頭の中でその毛髪が長く成長している様子を
想像しながら植えてあげなければなりません…
とにかくヘアライン全体的に密度が低いのに、ヘアラインの最前方にだけ
また過度に鮮明に、揃えたラインにしてしまったせいで
ぎこちなく、人為的で不自然な状態でした。
ラインをナチュラルに新しくデザインし、前方から奥に入るにつれ
密度がより良くなるように、自然に植毛を行わせていただきました。
移植部位の内側に密度の低い領域が広く、ドナー毛が結構大量使われました。
撮影室で撮影した手術前の後頭部の状態です。
私が手術室で照明を当てて撮影した写真よりもう少し実物に近い感じの
写真だと見ることができます。
非切開をもう一度やっていたら、大変なことになっちゃいそうでしたね？
患者様は切開法はちっとも考えもされず来院されたんですが、
説明させていただいた内容にご納得いただき、本当によかったと思います
つられてノーシェービング非切開の欲が出る手術費もバイバイ…
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