こんにちは！韓国狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センター代表院長イ・ジェミンです。
自分は自毛植毛を専門とする医師です。
当然、様々な目的で本院をご訪問され、わたくしに手術を受けられる患者様が
多くなると経営にも役に立ちますし良いとは思います。
しかし、専門家として手術の結果が患者に役立たないと判断した場合は
お勧めしてはいけないと思っております。
むしろ損になったり、はっきりと患者様からご満足いただけないと予想されるなら、
さらにお勧めしてはいけないことですね。
自毛植毛の対象のうち、眉毛植毛も手術する前に非常に慎重に
考えるべきな部位だと言うことができます。
なぜ慎重になる必要があるんでしょうか？
単純に考えてみると、
「いや、眉毛が薄い人に毛髪を移植すれば当然眉もさらに濃くなっていいんじゃない？」
と考えることがありますが、実際にはそれほど簡単ではありません。
どんな理由でそうなのか、一度調べてみたいと思います。
まず、眉毛と毛髪の太さが異なるため、眉毛植毛は慎重に考えなければなりません。
もちろん、毛髪が細い方で眉毛が太い方の人であれば似ているかもしれませんし、
毛髪の中でも細い毛髪を移植することでできるだけ似たように作ることができます。
例え眉毛と毛髪の太さに差がある場合に、眉毛の一部だけを移植する場合
（例：「私は眉毛の外側だけに移植したい」）移植後、かなり
ぎこちない眉毛を持つことになります。
移植した部位としていない部位に密度差が生じるということですね。
「眉毛と毛髪の成長サイクルが異なり、毛髪を移植すると眉毛よりも長く成長する。」
眉毛はお手入れをしなくても一定の長さ以上は成長ことができません。
成長期が短いためです。
一方、髪は平均3〜6年ほど成長します。
毛髪を別の部位に移植する場合、頭皮から育つ時と同様に長く成長することは
ありませんが、まだ既存の髪の特徴をある程度維持します。
他の眉毛よりはるかに長く成長するということです。
じゃ、長く育つ眉毛はお手入れすればそれでいいのでは？
と思うことがありますが、もちろん、そうです。
よくこまめにお手入れすれば、長さは似たように維持することができるはずです。
しかし、美的な観点からは望ましいことだとは言うことができません。
なぜでしょうか？
左が自然に成長する眉だとして、右は植毛後適切にお手入れした毛髪だと
見ることができます。
自然に成長した髪は太さが徐々に細くなる形を見せていますが、
移植した髪は一般的にもう少し太く、カッティングにより先に切断面ができます。
だとしてもどうせ細い毛なのに大きな差があるのかなぁと思われるかもしれませんが、実際に見るとその違いは結構大きく伝わってきます。
我々の目は「自然なもの」にかなり慣れているからです。
不自然さを見ると自分も知らない間に認識をしてしまうということですね。
そのため特にルックスの小さな変化にも敏感な若い人たちなら、
眉毛植毛をより慎重に選択する必要があります。
中年以上で眉毛があまり整っておらず太く成長する場合は、
移植前後に既存の眉毛とは特に差がなく、かなり自然に成長して
良い結果を得ることができます。
眉毛植毛のビフォーアフター・9ヶ月目
眉毛植毛のビフォーアフター・9ヶ月目
上記の症例写真を見ると、移植をした部分の眉毛と既存眉毛の性状に
大きな差がなく自然に成長していることがわかります。
後頭部の毛髪と眉の状態を正確に把握し、予後を予測して手術をしたためですね。
まとめると、眉毛を移植するための選択は簡単に行ってはいけません。
本人が眉毛の植毛をしようとする意志以外にも、専門家によって
現在の状態が植毛に適しているか評価しなければならず、
正確に予後を予測し合理的なのかの判断ができたときに行わなければなりません。
眉毛のことでお悩みの方々にお役に立てれば幸いです。
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