こんにちは!韓国狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センターです。
今日は男性ヘアライン矯正において、こめかみがどんな意味を
持っているのかを一度投稿してみたいと思います。
「男のヘアラインのカギはこめかみだ!」 という話があるほど
この部分は本当に大事です。
「おでこが広くなった」 という話をする時を考えてみましょう。
こんな話をされる方、実際にもおでこの縦幅が長いので
おでこが広いー。とおっしゃる場合があります。
縦幅は適切なのにM字が深く入っている場合でも同様に「おでこが広くなった」
とおっしゃいます。
ヘアラインの高さ自体は適当であるが、脱毛が進行してラインが軟化し、
産毛に変わることになって薄くなった場合も同様に
「額が広くなった」と表現されています。
また、ヘアラインに問題がなくても、おでこが広く見えるという感じを
受けることもあります。
まさにこめかみが後退していて薄くみえる場合ですね!
(事実、こめかみがただ男性だけに重要なわけではありません!女性にとっても
非常に重要!)
いったん眉からこめかみの四角い部分までの距離が非常に遠いか、
それともこめかみの角度が薄い場合なら、ヘアラインがどんなにはっきりと
健康であるとしても、何か脱毛が進行する人というような印象を
受けることになるしかありません。
しかし、患者様たちは一般的に「(何のためかは分からないが)私のおでこが
広く見えるので、一度ヘアラインを大幅下げて満たさなければならない。」
ということだけ考えられる場合がほとんどです。
実際に私はちょうど見てすぐ「あ、この方はいったんこめかみから作って
始めなければならないなぁ…」という考えをするようになるほど、
こめかみ部分が寂しくて後退している方も、こめかみについてお話ししたら
「え? そうですか? こめかみは一度も考えたことがないのに…」
と躊躇われることが多いです。
考慮したこと自体がなかった部位であるだけに、
さっぱり手術を決定することもできない場合があったりします。
実際いに、こめかみはほかの部位に比べ、手術の難易度が高くなったりします。
あまりに高密度に植えすぎると、むしろ変で、周囲の密度を考慮して、
逆に少し低い適切な密度で植えておかなければなりません。
側頭部は頭皮で最も低い毛髪の密度を持っている部分であるだけに、
こめかみ植毛を良好な密度にうまくいけば
(一般的に既存密度の60-70%密度を目指して植毛するのに反して)
こめかみ周辺の側頭部と100%同じ密度も作り出すことができ、このような場合、
本当に自然でナチュラルな結果が生み出されるのです。
難易度が高く難しい部位ですが、うまく植えれば、それほどクォリティーのある、
差別化した結果を生み出すことができるということです。
また、こめかみは絶対にいい加減適当に植えてはいけません。
女性のヘアラインと同じくらいたくさん横に寝かせて植えなければなりません。
30度くらい横に寝かせて植えたとしても、いざその角度で毛髪が育つと
かなり立っているような印象を受けるようになり、
横の頭が整っておらずふくらんでいるように見えます。
自分なりにはできるだけ横に寝かせて植えたㅡ。と思う程度でもう一度横に寝かせて
ほぼ肌と完全に水平になるように植えてこそ、やっと普通のこめかみに
似ているよう生えることになります。
万が一、ただ速く適当に植えてたたら? そうなると、ほぼハリネズミがとげを立てて
いるように両側にこめかみがすっと立ち上がったようになるのが見られます。
毛流も大事です。
普通、こめかみは女性のヘアラインと同様に、後下方、
つまり45度斜めに流れる方向に生えてこそ、こめかみの角も生きていて、
ラインもくっきりして見栄えがよくなるのですね。
大抵右側のこめかみは十中八九このように見栄えの良い方向に生えたりしますが、
左側のこめかみはそうでない場合が多いです。
このような場合は、非常に自然な範囲内でできるだけ毛流を形成することも重要です。
また、こめかみのデザインは通常一直線にすることになりますが、
もしこの一直線をデザイン通りそのまん~まで整然と植えてあげると、
後で見たときにとても鮮明で境界があり不自然に見えることがあります。
デザインを直線にしても、その直線上で微細な屈曲、不規則性がなければ
後で見たとき不自然に見えますね。
かなりトリッキーですよね?
しかし、これらの注意事項をよく理解し、きれいによく植えることができれば、
それほどもっと素敵な作品が出来上がります。
次のケースを一度ご覧いただきたいと思います!
この投稿で使用されている症例写真は、わたくしから直接手術を
受けられた患者様たちの写真であり、写真使用に関する同意を得た上使用しております。
これらを無断利用、スクリーンショット及び配布する場合刑事処罰を受ける可能性があります。
全ての症例写真は完全に同一な条件下撮影された写真であることを明らかにします。
写真に対する別の操作は全くなく、患者様からの同意を頂いた程度により
モザイクの範囲には差があります。自毛植毛手術により発生する可能性がある副作用には毛嚢炎、
くせ毛の成長、白髪、一時的な浮腫、採取部位及び植毛部位の感覚異常、生着率低下などがあります。
患者様たちの毛髪及び皮膚状態により密度感や結果は異なる場合があります。
上記のビフォーとアフター写真の撮影は手術前と手術9ヶ月後で、
完全に同一な条件下撮影されていることを明らかにします。
患者様は、最初ヘアラインだけ埋めるつもりだったそうでしたが、
自分としましてはお会いした瞬間、こめかみの角度があまりに
薄くてぼんやりしていたのでこの部分を改善しなければならないと考えておりました。
こめかみに投資するだけをヘアラインにさらに足すと、ラインをもう少し
下げることができたかもしれませんが、それほど重要ではありません。
ひとまずヘアラインは、実はその高さを全く下げないことにしたとしても
薄くなっているラインに太い髪を植えて鮮明にだけ作ってあげるだけでもすでに
印象は180度変わるので… ヘアラインをもう若干下げるためにこめかみには
植えないというのは非効率的な選択になることでしょう。
ご年配の患者様たちには、今のように若干V字形ののデザインが
むしろより良くお似合いになることがあります。
正面から見たときにほんの少しだけV字型、45度上から見たときには
はっきりとしたV字型になるのですが、悪くないです。
個人的にはむしろ男性らしくて年齢にふさわしい素敵なラインだと思います。
(普通M字脱毛がどんどん進んだ方はなんとか一直線のラインを
作りたがれる場合が多いのですが…)
アフター写真のこめかみの方を見ると、自然によく仕上がりましたね!
ヘアラインをどんなに作ってあげても、こめかみを埋めてあげなければ、
相変わらず側面に額が広がって脱毛が進行していそうな印象を受けるように
なるはずで、何より額の横と縦の割合も少し不適切に見えていた可能性があります。
縦は鮮明に境界づけられていて、横は薄くてずっと透けっぱなしな感じになると
額が横に広く伸び、平たく見えるはずですが、
こうなると美的に惜しさがあるしかないでしょう。
デザインと手術直後も一度見てみましょう。
デザインをする時、ヘアラインには最小の屈曲を入れてほぼ一直線のように
見えながら、境界は自然で滑らかに見えるように仕上げました。
こめかみは密度をあまり高くないように植え、シングル毛(1毛嚢から1毛が生える毛包群)だけを使うようになるため、毛数があまりかからないだろうㅡ
と思うことがありますが、油断すると酷い目にあうことがあります。
こめかみを埋めるにも意外と多くの毛量が必要でして、
これを十分に考慮して毛髪を採取しなければなりません。
今でも面積だけを見てみると、こめかみにあたる広さが相当であることがわかります。
9ヶ月目にのヘアバンドをせずに普段自然なスタイリングをされた状態の写真です。
9ヶ月目にこれほど自然で見栄えが良かったら、1年経過は待ってみる
必要もありませんね。
こめかみは非常に高くはない密度で植えるもので生着率はかなり良い方ですが、
それでも患者様が髪をよく生着させ、ご育ていただき本当に感謝でした。
後頭部の経過写真をご覧いただきながら
今回の投稿を締めさせていただきたいと思います。
9ヵ月目になる現在、後頭部の切開傷に関しては何の不便さもないとのことでした。
上下ショックロスした部分も一切なくすっきりと良く治られました。
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