こんにちは!狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センターです。
今日はヘアライン矯正手術を行う時、デザインと手術直後、
そして結果物の感じの違いについて一度説明させていただきたいと思います。
今日もある患者様のカウンセリングをさせていただきましたが、
患者様は「完全な一直線ライン」になって欲しいということでした。
このような場合、私が普段にお見せする写真がありますが、
本当にそのままの一直線通り整然に植えた写真をお見せします。
引用してきた写真ですので、全体写真をお見せすることはできませんが、
誰であるかを識別できない範囲で一部だけ軽くお見せしたいと思います。
(自分はたった1回もこんな風には植えてみたことがないため、資料写真がないので
説明をさせていただくためには仕方なくインターネットに乗せられている写真を
引用するしかなかったです…)
普通一直線のラインをご希望の方々も、実際に一直線に植えられた結果物を
ご覧になれば驚愕しかないはずだとは思いますが…
驚くべきことに、「お考えのイメージはこういう感じで合ってますか?」
と言ってみると、この方は「私はそれでいいと思います。」 とおっしゃるのでした。
かなりショックでした。
いくら上記の写真がほぼ手術直後の姿であり、髪が成長して最終的な結果物を
見せる写真ではなく、直観的に結果物の姿とマッチングにならない状況であっても、
すでに手術直後だけ見てもかなり自然さとは距離があるので驚かれる方が多いですが、むしろあんな形になって欲しいということだったので、
私も突然脳停止になってしまった状況でした。
'え? この写真を見せたら普通「一直線のラインを作りたいからといって
あんな風に整然と植えてはいけないんだね」とすぐにご理解いただくはずなのに…
むしろ良いということとは?
それでまずは…患者様よりお越しいただきましたので、
それでも別の病院に送るよりは一旦手術でも行なおう、というマインドで
あのように手術をされると、人から見た時「え? 手術した?」という話は
明らかに言われることになり、私たち病院の方向性とも全く合わない方式では
あります、しかし、本当に明確にあんな風にしたい場合は、
あれと同じ形にすることはできます。
と言ってしまったのです!売上の以前に信念も捨てなければならないのでしょうか!
しかし、このままギブアップすることはできませんでした。
私が持っているすべての自然なヘアラインについての資料を
総動員して説明をさせていただき、結局、
「誰が見ても一直線だと思うほどに作ってあげます、しかし、
一直線でありながら自然に見えなければなりません。そのためには
本当に細かい屈曲はなければなりません、未だに自毛植毛という手術、
皆が手術をしていないように見えたい手術です。ナチュラルに行ってみましょう。」
と説得...
結論的には、非常に小さな最小限の小波と不規則性は、作ることで合意をしました。
これが実は百聞は一見に如かないことでして、
言葉でいくら説明しても正確に伝わらないことがあります。
この場合、すぐに実際の写真を一度ご覧いただくのが最善です。
次のケースを一度見てみましょう。
上記のビフォーとアフター写真の撮影は手術前と手術9ヶ月後で、
完全に同一な条件下撮影されていることを明らかにします。
自毛植毛手術により発生する可能性がある副作用には毛嚢炎、
くせ毛の成長、白髪、一時的な浮腫、採取部位及び植毛部位の感覚異常
生着率低下などがあります。
さて…どうでしょうか?
一旦デザインの特徴をご説明いたしますと、ほぼ一直線と見なされます。
一直線のラインをデザインする際にも
2つ程度でちょっとした違いがあるかもしれませんが…何かと言うと、
まず、頭を下に軽く向いた状態でデザイン自体が一直線に見えること。
第二に、正面から見た時、一直線に見えること。
どういうことかと言うと、
適当に描いた絵ですみません…それでも理解できますよね?
ご覧のように、我々の頭の形は基本的に円筒形の曲率のある表面を持っています。
非常に平らな平面ではないということでしょう。
先に最初に言及した少し頭を下げた形でデザインが一直線に見えるように
デザインをするのは上記の絵ではAに該当し、二番目に言及した正面から見た時に
一直線に見えるようにデザインするのはBに該当します。
普通の男性であれば、事実AよりはBがもっと推薦されることでしょう。
正面から見た時に一直線に見えるだけでなく、若干下に向いた時は
少しV字の形に見えるようになるのですが…かえってこのような特徴のため、
普段M字が深く凹んでいて恨みが宿っていた方々はむしろ嫌がる場合があります。
上記ケースの場合はA型でデザインされたと見ることができるでしょう。
少し下に向いた状態では一直線に見えますが、
正面から見るとむしろ少し丸い形になりました。
さて、これらのデザインは重要ポイントではありません。
絶対に何が正しいと話すことはできないものであり、
患者さんの好みによってある程度は十分に直してみることができるのです。
それでは、何を真剣に見なければならないのでしょうか?
何と、ヘアライン境界部の屈曲と不規則さです。
上記9ヶ月経過の写真を見ても、ヘアラインが一直線のデザインに見えますが、
境界がかなり滑らかで自然に見えます。
単に一直線に植えたのであのような結果が出てきたのでしょうか?
絶対に違います。
どのようにデザインして植えたときにこの程度の結果が出るのか
一度見る必要があるでしょう。
まず基本的に最初のデザインをする時から中程度の大きさの屈曲が
存在するように描いてあげました。
当然一直線に植えられるだろうと思っていられて、
こういう曲がりくねったデザインを見ると随分とパニックになりますが、
事実、上くらいの屈曲ならむしろ全く大きくない屈曲だと申し上げられます。
私の基準としては、直線形を表現するために必要な最小限の屈曲の程度であり、
あれよりはるかにダイナミックで不規則で大きな屈曲を作っても
十分に自然で素敵です。
特にあまりに屈曲がなくて直線の形にヘアラインを作ってあげると
とても無難に見えるような輪郭を持っている顔の場合、
よりダイナミックな形でデザインをしてあげる必要もあります。
単に屈曲に従ってそのまま植えてあげるのではなく、
大きな流れは維持しながら完全にランダムに手が向くままに植えてあげました。
ラインから島のようにぴょこぴょこと飛び出している毛髪もあり、
屈曲の形も規則的な屈曲から変則的な形に変わるようになりました。
色鉛筆の線にも太さがあるのですが、
その太さ内でも勝手に行ったり来たり植えるからです。
植えながらも折々「ここはもう少し空けておいた方が良い」という気がする部分が
あれば空いてあげて、「ここはもう少し突出するように植えてあげたい」
という部分にはもっと植えてあげます。
このように植えれば、1番目、2番目、3番目の屈曲の植えられた形態が
すべて異なり、左右も正確に対称にならないでしょう。
それもまた自然な味で、素敵さです。
左、右の傾き、大きな屈曲などが大きく異なって見えない範囲内で
ある程度の非対称はむしろ自然に見え、いくら同じ形で植えるとしても
そもそも左右の毛流が根本的に異なるため、どうせ違って見えるしかありません。
そう屈曲を与え、ランダムに植えてあげた時に出た結果物がまさにこれです。
真ん中に少しあるピークは植えられてできたものではなく、元々あった毛髪たちです。
正直なところ、あの小さなピークがあって一直線のヘアラインが
あまり退屈に見えてなくて良いと思います。
もしピークを作ってくれる髪が全くなかったとしたら、
わざとでも作ってあげることになっていたのではないかと思いますね。
ご覧のとおり、最初色鉛筆で描いた曲がりくねったデザインは
どこに消えたかと思われるほど無難に直線形態の結果が出るようになりましたね?
あの程度にしても滑らかで自然な直線ほどに見えるばかりで、
自由に屈曲を作ることについてちょっとでも恐れる必要はありません。
そこそこひどく行ったり来たりしない限り
結論的には屈曲のように見えることすらなくなります。
(だからと言って、すべての屈曲全部が自然なヘアラインを作るのに役立ち、
直線に見えるようになると言い切ってるわけではありません。屈曲のデザインして
おき、その屈曲に従ってそのまま植えると、やはりとおかしい結果が出るようになります。下の写真のように...)
最後に後頭部の傷跡の経過を一度ご覧いただきながら
今回の投稿を締めさせていただきたいと思います。
細かく見ると、鮮明な傷跡が一行できましたね。
しかし、上下毛髪の脱落なしにとても簡単に隠せる程度です。
9ヶ月目に持続する痛みや異常感覚は全くないとのことでして何よりです。
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