こんにちは！狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センターです。
今回は眉毛植毛の現実的な結果物を一度持ってまいりました。
こちらの患者様の場合、真ん中が高く、外側にに行くにつれて
下へ垂れていく眉毛をお持ちだったんですが、
このような眉毛の場合、少しは都会的ではない感じの印象があるようになります。
俳優ソ・ジソプさんもこんな眉毛の形をしていますよね。
「え？ソ・ジソブはハンサムなんじゃない？」
とご反応されることもあると思いますが…
左側が元のソ・ジソプさんで、右側は私がすこし加工した写真になります。
ご覧のとおり、真ん中が高く、外側へ向かうにつれて
垂れ下がる眉毛を平らな形になるように直してあげましたが、
もともと素敵ですが、少しは純粋な感じなら、
眉毛を平らに変えてあげたらもう少し男性的で都会的な感じになりましたね？
上記患者様の写真を見ると、患者様も元のソ・ジソプと似た眉毛の形を
お持ちだったので改善をしたいということで、
イメージ改善のため平らになるよう眉毛内側の下段部を埋める選択をされました。
こう…デザイン写真と手術直後の様子の写真です。
経過のほうも一度ご覧いただきたいと思います。
上記のビフォーとアフター写真の撮影は手術前と手術6ヶ月後で、
完全に同一な条件下撮影されていることを明らかにします。
自毛植毛手術により発生する可能性がある副作用には毛嚢炎、
くせ毛の成長、白髪、一時的な浮腫、採取部位及び植毛部位の感覚異常
生着率低下などがあります。
ここまで見ると、
「うわー、じゃ私も眉毛植毛しよう！」
とお考えになるかもしれませんが、完全に印象を変えてくれるのが
眉毛の変化にも関わらず、実際に眉毛植毛をしに来られるに方々に
手術をお勧めすることはめったにありません。
ほとんどの方々には、「眉毛はただアートメイクをされたり、
メイクで描いてください」。 と申し上げております。
なぜでしょうか？
まず眉毛前後の写真を見ると、まあまあ良い感じなったようですね！？
最大限既存の眉毛の流れをそのまま植えてあげて、
密度感も最大限馴染まれるように仕上げました。
しかし！ 馴染んではいますが、決して完璧になるわけではありません。
表情の変化によって動きが大きくなるしかない部位なので、
生着率も完全ではない場合が多いようです。
眉毛はもともとかなり細かく生えるという特徴を持っていまして、
そもそも植毛というプロセス自体がそんなに細かい結果を生み出すこともできません。
とはいえ、10個植えたのに5個も生えないという程度ではなくて、
前頭部のような部位よりは少し落ちる感じがあります。
それにしても「一旦生えるんだったら全くないよりはずっといいんじゃない？」
と思われるかもしれませんが、
実は生着になるかならないかよりは見栄えが良くなるかならないかが重要ですが、
眉毛がまばらに生えているとかなりぎこちなくなります。
ヘアラインの場合、生着が不十分になってまばらに毛髪があるとしても
スタイリングが可能でして、基本的に密度が少し低いと
「抜け毛が少し進んでいるようだね」と見過ごせますが、
眉毛が虫食われたようにまばらになっていたら何か肌に問題があるような、
眉毛が「抜けた」人のように見えるというのが問題なのですね。
ですので、眉毛植毛をする時
「既存の眉毛と植毛してあげた毛髪の差が見えるのが問題なら、
そもそも眉毛が一つもない人は眉毛植毛をしてもいいだろう。」
と思ってはいけません。
むしろ、そのような場合のほうが植毛する際より負担を感じます。
眉毛が始まる時点から先まで全体的にまばらになっていると
確実に惜しい感じがあるためですね。
このように、密度も課題であり、植毛する毛髪と既存の眉毛とのきめも
ある程度合わなければならず、植毛された毛髪は基本的に長く成長するので
整理をしてあげなければならないという短所もあり…簡単ではありません。
ベストは上記のような場合です。
本来の眉毛が完全に直毛ではなく、ある程度くせ毛もありながら、
太さも毛髪に似ていて長さも結構長く育つ方でありながら…
ある程度眉毛がある中で、部分的に補強をしてあげる程度である時、
最もベストな結果物を作り出すことができます。
完全に全体を植えるより部分的に軽く補強をしてあげるのが必要な場合、
手術をすれば良いということでしょう。
既存の毛髪があるのに隣に植えればむしろ比較されるのではないか？
もちろん比較になります。 だからまたそこでも眉毛と毛髪のきめを
比較していきながら進行をしなければなりません。
そのため、特に若い女性の場合、手術をお勧めしておりません。
基本的に眉毛がとても薄く綺麗で整っているので、
毛髪を近くに植えておくと8割は比較され、ぎこちなくなります。
いちいち決めなければならないことが沢山ありますよね？
これらを中心として総合的に考慮して植毛を決定する必要があります。
通常、患者様たちはどんな結果が出るのか予測できないので、
漠然と植えたくなることが多いのですが、同じ年齢、性別、眉毛の形でも
結果は完全に異なるようになることもあるので、やたらに進行をすると、
むしろ後で見苦しい状態になる可能性があることに要注意です！
後頭部の切開傷跡をご覧いただき今回の投稿を締めさせていただきたいと思います。
ほとんど痕跡なしでよく治りましたね！
全ての皆様がこうやって傷なく良く治れば良いですね！
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