こんにちは!狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センターです。
今日は大量植毛をしても全体をカバーすることが難しい場合、
ヘアライン矯正と注射治療を並行して回復させる方法につきまして
一度考えてみたいと思います。
一般的にヘアラインの部分の脱毛症は非手術的な方法で好転が難しく、
つむじ、分け目部分の抜け毛は薬物治療でも十分に良いレベルまで
好転できると言われています。
絵で見るとこういう形になります。(手術3ヶ月後の写真)
写真で赤色で表示した部分は、あえて分類をすればヘアライン脱毛症に
分類できる領域であり、この部分の脱毛症が進行した人々に対しては
直に自毛植毛をお勧めしております。
良くある話で、アダルト、つまりデュタ(dutasteride)成分の薬を使うと
ヘアラインもちょっと良くなるという話がありますが…
それはあくまでも、弱い産毛がちょっと太めの産毛ぐらいに変わる程度で、
脱毛症が進行していない人みたいに見えることができるよう
作れるくらいには絶対にならないんですね。
それに比べて青で表示した部分は、一般的に非手術的な治療でも
かなりの好転を期待してみることができます。
もし毛髪が多めならば、いくらでも全て植毛で解決してしまうかもしれませんが、
後頭部から持って来られる毛髪の量は有限なので、
ヘアラインからつむじまで全体を自毛植毛で覆うというのは完全に無駄遣いですね。
生かして使える髪は、なるべく生かして使うのが一番です。
このつむじ毛髪がどの程度まで良くなるかを判断するのも
経験が不足していれば判断することができません。
すっかり産毛に変わっていて好転できる程度が大きくない状況なら、
あえて治療をするために時間とお金を無駄にする必要はないだろうし、
むしろ植毛をしてしまうことに方向を変えたほうが良いかもしれません。
今回の患者様の場合つむじ、分け目の方の毛髪が酷く弱まっている状態でしたが、
まだ完全ではないですがそれでもある程度長さの成長ができる状態だったので
結構良いレベルまで好転できると判断されまして…
2250株を持って全体的に広げて植えるよりはヘアラインに集中して植え、
植毛をしないつむじ部分は注射と薬物治療を通じて
好転を狙うことで計画を立てました。
それでは、手術と注射及び薬物治療、9ヶ月の時間の間
どのような変化があったのか一度ご覧いただきたいと思います!
上記のビフォーとアフター写真の撮影は手術前と手術9ヶ月後で、
完全に同一な条件下撮影されていることを明らかにします。
自毛植毛手術により発生する可能性がある副作用には毛嚢炎、
くせ毛の成長、白髪、一時的な浮腫、採取部位及び植毛部位の感覚異常
生着率低下などがあります。
まず手術の結果から一度ご覧いただきたいと思います!
生着は良くできていて、ラインも自然に良く整っています。
あまり欲を出してラインを下げなかったので
密度感もかなりまともに出ることができました。
後頭部の傷はどうなったのか一度見ましょうか?
あらっ? 傷がどこに…?
患者様の後頭部回復力が良かったので、本当に嘘なく全く傷ができませんでした。
まあ…やっぱりわたくしの手術実力が良いと話したいのですが…
実はこんなに綺麗に治ることができたのは患者様が
良い肌質をお持ちだったのが…もっと大きな理由でしょうね!
肌...恵まれています!
それでは、治療の経過を一度見てみましょうか?
寂しかったつむじ部分も結構良くなりましたね?
2番目のヘアピンで分けてある部分を見ると、やはり植毛をした前部分ほど
はっきりと太い毛髪が密度感あるようにはなっていませんが...
それでもビフォーアフターを比較してみるとかなり良くなったことが分かります。
もし植毛をしてあのくらいをもっと作ってあげたいとしてたら、
2250株ではなくおよそ…4500株は植えなければならなかっただろう。と思います。
そう手術をすれば後頭部もボロボロになり、手術費も多く掛かり...
損傷もひどく、そうなると生着率が良くならない余地もあるのです。
こうして、単純な治療では良くならない部分だけぴったり植え、
残りは治療で回復させること、とても良い方法なのです。
もしここで二次手術をさらにするとしても、
すでに治療を通して満たされた感じがあるので
何もしなかった時に必要だった株数より
はるかに減った見積もりを出せるでしょうね。
カウンセリングをしていると本当につむじは
「手術しなくても良さそうですね。 ただ治療だけしてください。」
となるケースが多いです。
そんな方々の中で必ず手術をしたい方々もいらっしゃいますが、
多くの場合で必ずしも手術が必要ではないかもしれないということ!
覚えておいてくださいね!
それでは…
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