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一気に読了した。
とてつもなく面白い。
小説でここまでできるのか、と筒井氏へ畏怖の念を抱くぐらいだ。
主人公はテレパスで
読んでいて自分の心まで読み取られるような、錯覚にも陥る。
人の心情を描くことにかけては、漫画の表現というのはよくできており、
表情とともに心の内部を普通に描いている。
小説では当然だが、文章だけでそれを行うわけであるが、
ここまで心を描き出せるのは一体全体筆者はどういう人間なのだろうと空恐ろしくなる。
これで七瀬三部作は全て読んだ。
家族八景については5月に読了し、感想を書いていたが、
その後、「七瀬ふたたび」を読み、今回「エディプスの恋人」を読んだ。
1部、2部、3部と全く構成、スケールも違う。
2部はまた改めて感想を書くかもしれないが、超能力者の仲間と一緒に組織と戦う話。こちらも
文句なしに面白い。
七瀬ふたたび (新潮文庫)/筒井 康隆

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今回の3部はともすれば荒唐無稽になりそうな話を
どうすればここまでリアリティをもってかけるのか、
文章を書くことは物理的に出来ても逆立ちしてもまねできそうにない。
ともかく脱帽です。まあ僕が脱帽しても何もならないけど。
読んでいて、漫画だったらどういう表現になるか、と興味をそそられる内容だったが、
漫画化されているようなので、是非読みたい。
家族八景 上巻 (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-1)/清原 なつの

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NANASE 1―The Telepathic Wanderers (ヤングマガジンコミックス)/筒井 康隆

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