図書室の海

恩田 陸

図書室の海

六番目の小夜子 で初めて恩田陸の作品を読んだが、

この図書室の海はその六番目の小夜子 の番外編である表題作や

夜のピクニックの前日譚が入った短編集だ。

六番目の小夜子も背筋が震えたが、この図書室の海もいい意味で

さわやかに背筋が震えてくる短編が多い。

目で文章の先を追う際に、自分の予想が超える展開になるんじゃないかという

期待感がゾクゾクさせるんだろうが、恩田陸はそういう展開がうまい。

心理描写も巧みで、楽しんで読めた。

・・・次は「夜のピクニック」を読む予定！