ゲド戦記 | MovingPlanet(惑星ブログ)~時をかける物語旅行~

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本、漫画、映画、音楽などの感想。
心が動いたポイント、物語の時と場所、作品同士のつながりを記録。

gedo


観てきた。


思ったより見れた。


隣のカップルの男性のほうも帰り際に同じことを

いっていた。


ネットの評判等、低い評価しか聞かなかったので

正直、かなり期待せずに行ったからだろう。


映画(作品は全てそうだが)は期待値によって

うける印象が変わる。


相当悪い出来を想像していたので

まあ予想していたよりはひどくないんではないか、

という意味だ。

歌はもうかなりTVとかで聴いてはいるが、

やはり手嶌葵の声がいい。


TVでやっていたが手嶌葵が送ったデモテープ

吾郎監督の耳にとまったそうだ。

(3曲いりでベッドミドラーのローズを歌っていた。)


暗い、暗いって評判もあったがストーリー的に

それはしょうがない気がした。


むしろ、アレンの目の表情とかでの

葛藤、怯え等の心の動きは非常にうまく表現できている。


アレンとハイタカのたんたんと旅する前半とか、

テルーの歌に涙するシーンとか悪くない。

(わかってても目頭が・・・)


ただ、フラットな状態でひとつの映画としてみた場合

総合的に最高でおすすめかというと、それは微妙だ。


以下ネタばれ




原作を読んでないからバックグラウンドがないが、

なんでテルーが○○になるの?


どっか伏線あったか?


まー、説明不足はハウル程ではないが。


つっこめばいろいろあるがそこが一番気になった。


あと、もののけ姫以降、千と千尋、ハウルなど

あのドロドロのコールタールみたいな

黒いアメーバのような演出は、

使いまわししすぎじゃないだろうか?


とりあえずそんなところだが

この内容に関しては、

原作者のアーシュラ・K・ル=グウィンさんのコメントを

日本語訳されているブログがあった 


http://bp.cocolog-nifty.com/bp/2006/08/ursula_k_le_gui.html


原作者としては、自分の世界とは

かけ離れていたということです。


原作もいずれ読んでみたい。(長いが・・)


ゲド戦記 1 影との戦い
ゲド戦記 1 影との戦い
posted with amazlet on 06.09.16
アーシュラ・K. ル・グウィン 清水 真砂子
岩波書店 (2006/04/07)