意思の力は人を変える:「十二人の怒れる男」レビュー | Ryan D.Cuemericの気ままなブログ

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書きたいことしか書かないようにしてます。映画、アニメ、漫画など、色々レビューしたり、日常生活で思ったことを書いたりします。また、小説なんかも書いて行きます(小説家になろうと並行して)。

どうも。先日のNHKのドキュメント72をお兄ちゃんと見ていたとき、その番組の内容がドールの店を密着取材するという内容だったのですが、やってくる人たちに狂気を感じたお兄ちゃんが

「ドールって単語を使ってピンク・フロイドの狂気に入ってそうな曲名作ろうぜ」

ってなって、お兄ちゃんはシンプルなのがいいということで「Time」や「Money」に倣って「The Doll」とか「A doll」などと言ってたので、僕も便乗して「The Great Gig In The Sky」をもじって「The Great Doll In The Sky」って言ったら意味不明過ぎてツボらせてしまいました。

 

そんなことはおいておいて今回紹介する映画は「十二人の怒れる男」です。

いわゆる法廷ものの金字塔的な作品で、後世の映画に多大な影響を与えた映画です。ネタバレありです。それではレビュー行っていこう。

 

あらすじ

ニューヨークの裁判所で18歳の不良少年が実父殺害容疑で裁かれようとしていた。12人の陪審員は評決で投票するが、唯一陪審員8番だけは無罪を主張し、改めて審議が行われた。疲れ切っていた11人は苛立ち始めるが、8番の説得によって次々と無罪へと転じていく。この審議の結末はいかに?

 

ストーリーについて

非常によくできていた。何しろ一つ一つのアリバイの証明の仕方がしっかりしていて、例えばナイフの件や眼鏡の件なんかは証明の仕方が非常に腑に落ちた。

それだけではなく、一人ひとりのキャラ立てもしっかりしていて、それぞれのキャラを説得していく過程でそれぞれに応じた説得方法を行っていたり、アリバイの証明にキャラの設定を使って証明したりと、キャラの使い方がよくできている。

さらに、この話は密室劇で、話をしているのは視聴者は顔も見たことがない少年の話。話だけで事件の全体像が見えてくるのだからすごいのだ。

ストーリーはもう100点満点でいいんちゃうか?

 

その他

主人公が反論するシーンは毎回かっこいい。殊に、偏見で犯人だと決めつけている人に対して言った言葉がたしか「社会の復讐者にでもなった気か お前はサディストだ」って言うシーン。そのあと殺してやるって言われたのにも反論しているの、かっこよすぎじゃないか?

 

まとめ

流石名作と言われているだけあってとても面白かった。ラストもとてもすっきりする終わり方で好感が持てた。白黒映画だからと言って見るのを敬遠しないで欲しいです。個人的ベスト映画認定です。

ということで今回のレビューを終わるぜ!また次の映画レビューで‼