ジョン・シーナ出演の「ARGYLLE/アーガイル」レッスルマニア登場の可能性は? | プロレスライター新井宏の「映画とプロレスPARTⅡ」

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マシュー・ヴォーン監督のスパイアクションコメディ『アーガイル』(24年)に、ジョン・シーナが出演している。本作のタイトルになっているアーガイルとは、主人公の作家エリー(ブライス・ダラス・ハワード)が描くスパイ小説の主人公。映画はフィクションの小説が現実のスパイ組織と類似することから、作家のエリーが命を狙われるというストーリーだ。

 ここでのシーナは、アーガイルの相棒スパイとして登場する。すなわち、映画の中の小説の場面に、シーナが現われるという寸法だ。決して出番こそ多くはないものの、冒頭で出てきてすぐにわかる。しかも『バービー』(23年)と同じく、アーティストのデュア・リパとの共演も。もちろんアクション場面もあるものの、プロレス技はほかの役者に譲っている(?)。本作では、ドロップキックやジャーマンスープレックスが見られるのだ。

 さて、最近のシーナだが、4・6&7「レッスルマニア40」への登場が噂されている。今年のレッスルマニアは“ザ・ロック”ドウェイン・ジョンソンが久々の試合をおこなうということが大きな話題になっており、いまのところタッグマッチでの参戦が有力視されている。

昨年、ハリウッド俳優組合のストライキの影響から一時期WWEに復活していたシーナ。リングやバックステージでロック様と共演するうれしいサプライズもあった。

 では、シーナがレッスルマニアで試合をする可能性はあるのだろうか。一部報道によれば、今年47歳になるシーナは50歳までのプロレス引退を考えているとのこと。今後も試合数は決して多くはないと思われるだけに、こんどのレッスルマニアで試合をすれば、それは貴重な機会となるだろう。

 しかしながら、ドラマ『ピースメイカー』の撮影が控えているとのことで、レッスルマニアへの登場はそちらのスケジュールしだいとも言われている。それだけに、発表なしで本番を迎える可能性が高いのではないか。さすがにロック様との共演は難しいかもしれないが、サプライズで登場すれば、これもまた今年のレッスルマニアモーメント(名場面)となるだろう。