決勝トーナメント進出にはいたりませんでしたが、連日、サッカー・ワールドカップが話題となっています。
今年も韓国代表チームの試合には、実に100万人のサポーターが街角応援に参加していました。街角応援の「聖地」とも言えるソウル市庁前の広場には、20万人の市民が訪れ、代表チームにエールを送りました。街角応援に集まった市民は、ほとんどが高校生から20代初めの若者でした。
ところで、ここで一つ、疑問が生じます。これだけ多くの若者が集まった理由は何か、ということです。はたして、彼らは、純粋に韓国の代表チームの勝利を願い、集まったのでしょうか。国旗をモチーフにしたきわどい服をまとった女性たちは、愛国心に満ちているのでしょうか。
きょうは、韓国社会の独自の文化となった、ワールドカップの街角応援の真実に迫りたいと思います。
まず、注目すべきことは、4年前と今年の街角応援の性格ががらりと変わったことです。
2002年の応援は、言わば「みんなのお祭り」でした。韓国チームの勝利を願う気持ちから、若者が思い思いの赤いTシャツを着て、自発的に集まったのです。
しかし、今年の街角応援は、一種の「お祭り騒ぎ」に様変わりしました。企業がスポンサーとなったことで規模が大きくなり、また、芸能人を総動員させたテレビ番組で街角応援を誘導し、若者は、用意されたコンサートなどを楽しんでから応援する、一種のテーマパークのような「遊び」を楽しむことになったのです。
誤解を恐れずに言えば、2002年には、自発的な参加によるサポーター中心の応援だったとすれば、2006年には、サポーターがやじ馬になった応援に転落してしまったということです。このように街角応援が「作られたお祭り」に変貌したため、今年は、「いっちょうやったろう」という行過ぎた行動が目立ちました。
先日、インターネットでホットになった検索キーワードは、「トセ女」です。皆さんは、「犬糞女(개똥녀)」をご存知ですか。地下鉄に犬を連れて乗車した女性が、犬の排せつ物をそのまま放置して下車した事件で、乗り合わせた乗客が動画をアップロードし、その女性が非難を浴びました。この「犬糞女」に続き、最近は、「トセ女(토섹녀)」がインターネットで関心と批判を同時に集めています。
このあだ名の由来は、直接ご説明するには気が引きますが、「トーゴ戦が終わった後、セックスパフォーマンスをした女性」の略語です。この「トセ女」事件は、ソウルの高級住宅街のアックジョン(狎鴎亭)で起こったので「アックジョン事件」とも呼ばれています。
韓国とトーゴの試合が終わった後、街角応援を終えた男女が嬉しさのあまり、車の上に上り、性行為を思わせる露骨な動作をし、この写真がインターネットで出回っています。
韓国の勝利を祝う、一種の「セックスセレモニー」といったところでしょうか。開いた口がふさがらない、とでも言えるでしょうか。
