オープンの初日
それはもう、静かな一日でした。

先輩から、
「オープン3日間は大忙し。飯なんか食べとる暇ないよ!

あと、花だけ取りに来るおばちゃんもいるけど、愛想良くね!

近所中に触れ渡るからね!!」と、何度も念を押されました。

口べたな方だったので、
大丈夫かな・・・
ちゃんと挨拶できるかな・・・と心配でした。

そしていよいよ、
9時のオープンを迎えました!


ドキドキして、膝がガクガク震えるのを感じました。

で、
蓋を開けたら・・・

誰一人、ずーーーっと来ませんでした。 

予約の電話も鳴らず、
昼過ぎまで ひとり、お店でじーーと座っていました。
※もちろん膝の震えも、もうその頃にはスッカリ止まっていました(笑

閑散とした、静かな店内。
『BGM』の音楽だけが、ずっと鳴り響いていました。


 

で、まあ、お昼も食べ、
誰も取りに来ない[お祝い花]を
母に新聞紙で小分けしてもらって、近所に配りに出掛けました。

そして夕方頃、
お隣さんがお祝いとしてご来店(=シャンプーブロー)頭を洗いに来てくれて、

その日の営業が終わりました。

静かな一日・・・。

でも、

ゼロじゃなかった!!
セーーーーフとなって、なんだか不思議な一日でした。