今改めて製作する必要があるんだろうか?

 

 

考古学者で冒険家のインディアナ・ジョーンズの活躍を最初に描いた作品「レイダース 失われたアーク」は本当に素晴らしい映画でまさに冒険活劇でした。

 

その後、80年代に立て続けに製作されたシリーズ作品は、全てレベルが高く、1989年の「最後の聖戦」で大団円を迎えたと思ってましたが、その約20年後の2008年に「クリスタル・スカルの王国」が登場しました。

今更感のある作品でしたが、インディアナ・ジョーンズの作品を終わらせるには、彼の人間ドラマを描く必要があると製作側の真意もあると思い、「まぁ、この終わり方もあるか」などと思っていました。

 

その15年後に突如として登場したのが本作です。製作側の強い要望なのか、それともジョーンズ演じるハリソン・フォードのリクエストなのか?なぜ製作されたのか?の理由はわかりませんが「クリスタル・スカルの王国」同様突如として登場しました。

作品としては、可もなく不可もなくで「面白い」といえば「面白い」ものの、それを支えているのは「レイダース 失われたアーク」から築いてきたブランドであり、本作が仮に1作目であれば年老いたヒーローの活躍を劇場まで観に行くかというとかなり

謎です。

 

こう考えるとなぜ今頃製作したのはかなりの疑問が湧きます。80年代の三部作は、強烈な印象が残っていますが、数年後、「本作の面白さは?」と問われた時に自信を

持って「これ」という答えは持っていないように思えます。

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