父、帰る \3,890

 











VOZVRASHCHENIYE/THE RETURN
 ?????
 2003 ロシア



 なんとなく手にとって見たこの作品。
 家族系かな?なんて思ったらとんでもない。

 結局最後まで意味不明な難解迷作。

【内容とみどころ】
母、兄、弟、祖母で暮らす普通の一家に、12年間音沙汰のなかった父が帰ってくる。いったいこの父は何をしていたのか?何しに帰ってきたのか?夫婦は連絡をとってたのか?さっぱりわからないまま、子供と父は出かけることになる。ここからが始まり。

結局、物語は数々の謎を残して終わる。「謎」というよりも物語り自体が進んでいない。また、ロシア語のなんとも言えないフレーズが睡魔を誘う。

ただ、駄作ではない。

なんとなく奥に引っかかる。内容はなかったように思えるが、印象には非常に残った。
実際、ベネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞。ロシア映画の傑作とされた。当作品はキリスト教が大きくかかわっているらしく、聖書を読めばもっと理解できるのか、とも思う。

私の頭では、現在未解読、難解な作品。
それでも生きる子供たちへ¥3591
「それでも生きる子供たちへ」
★★★☆☆
ALL THE INVISIBLE CHILDREN 
監督
メディ・カレフ エミール・クストリツァ スパイク・リ カティア・ルンド ジョダン・スコット リドリー・スコット
ステファノ・ヴィネルッソ ジョン・ウー 8名

2005 イタリア=フランス

TSUTAYAのミニシネマコーナーにぽつんとあっていつも気になってた作品。

子供と世界情勢を絡めるのは、少々ずるさを感じながらもレンタル!





【内容とみどころ】

8カ国の子供たちについて8名の監督が8話オムニバスで、世界情勢の中で生きる子供たちを描く。1話10分程度のショーショートなので、集中できない時はお勧めかも。


で、一番のみどころは、「FACE OFF」のジョン・ウー。

さすが、である。


中国の急成長を背景に、子供たちにまでおよんだ格差社会を描く。2人の主人公を少女にしたことで、よりその悲愴感が表現されている。


8作の中に「ん?」っていうのもあったが、視点を変えれば、監督らにその出身国代表的な文化観が出ている。イタリア映画の店舗観、フランス映画の日常描写等々。


国際映画観点からみれば1本で各々の持つ映画観が堪能できる作品だと思う。










猟奇的な彼女/\2,568












 「猟奇的な彼女」

 ★★★☆☆

 엽기적인 그녀 クァク・チェヨン

 2003 韓国

 チョン・ジヒョン チャ・テヒョン


 韓国ドラマにはまってたとき乗りで借りてみたらけっこう良かった気がした。

 内容は、すっかり忘れたので、借りてみる。



【内容とみどころ】

出逢った彼女が非常に猟奇的。文句を言えば殴られる。怒られる。そんなラブコメ系。でも、それには深い意味があって・・・という展開。


この作品は、もともと「キム・ホシク」というひとりの韓国人のネット小説が原作になっている。本人曰くかなりの着色があり、事実はハッピーエンドではないらしい。映画は、前半戦・後半戦・延長戦の3部構成で描かれるが、この「延長戦」は映画のみ付け足されたもの。


投稿による原作だけに「電車男」同様、彼女に固有名詞はない。そういうとこのこだわりは非常に好き。


みどころは、いつも強がっている「彼女」が本音を言うとこ。これはお約束のシーンだけどやっぱりぐっとくるね。

基本的にチョン・ジヒョンが可愛すぎるので何でもOKです。