父、帰る \3,890

 











VOZVRASHCHENIYE/THE RETURN
 ?????
 2003 ロシア



 なんとなく手にとって見たこの作品。
 家族系かな?なんて思ったらとんでもない。

 結局最後まで意味不明な難解迷作。

【内容とみどころ】
母、兄、弟、祖母で暮らす普通の一家に、12年間音沙汰のなかった父が帰ってくる。いったいこの父は何をしていたのか?何しに帰ってきたのか?夫婦は連絡をとってたのか?さっぱりわからないまま、子供と父は出かけることになる。ここからが始まり。

結局、物語は数々の謎を残して終わる。「謎」というよりも物語り自体が進んでいない。また、ロシア語のなんとも言えないフレーズが睡魔を誘う。

ただ、駄作ではない。

なんとなく奥に引っかかる。内容はなかったように思えるが、印象には非常に残った。
実際、ベネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞。ロシア映画の傑作とされた。当作品はキリスト教が大きくかかわっているらしく、聖書を読めばもっと理解できるのか、とも思う。

私の頭では、現在未解読、難解な作品。