3回ユーロスペースで見た。
3回目が一番面白かった。爆笑しながら涙を流すというエモーショナルなことになってしまった。
語り口の妙がある。
「パルプフィクション」やニコール キッドマンの「誘う女」のように巧妙な時系列の入れ替えがあって、それこそが哄笑を誘う仕掛けになっている。
さらにガイ リッチーの「Lock,Stock & Tow Smoking Barreles」のようなスラップ スティックの要素もあり、見ていて笑ってしまうのだ。
登場人物一人一人のバックグラウンドが手際よく描かれ、それぞれの突飛とも思える行動の理由になっている。それぞれの行動の必然が絡み合って、フィナーレに向けてひたすら走り続けていく。
終わりの頃になると自分もすっかり登場人物たちと同じ気持ちになって、なんとか最後まで頑張ろう、なんて考えてしまう。そして「カット!」の声がかかるとホッとして、大きな達成感が得られるのだ。
このカタルシスがたまらなくて3回も見てしまった。
映画を見ると言うより、体験型イベントに参加しているようだ。だから何度も体験したくなる。スペースマウンテンのカーブを記憶するほど乗ってしまうようなものなのだ。
今までこんな映画はなかった。とにかく今、この熱狂の中に乗って行くのが楽しい。
「カメラを止めるな!」を止めるな!!
どこまで止まらないか、楽しみに見ていこう。
来週、また見に行こう。もはや中毒。
皆さんも今のうち、アツアツのうちに見てください。よろしくで〜す♥️