英語版だとジャッキー・チェンが声当ててるキャラが、ジャッキー・チェン風のアクションを魅せるサービス精神。

 

一見「スパイダーマン:スパイダーバース」シリーズと同じようなデザインのポップさを感じるが、こちらは手書きのラクガキやグラフィティをベースとしている。

そのため線の一本一本はグチャグチャっとしてるし、キャラ造形も左右非対称で若干歪さがあるけど、これが映像になるとビシッと決まって物凄くカッコいい。キレのいいストーリーと隙あらば捻じ込まれるギャグとも相性抜群。

 

また主役の4匹がティーンエイジャーという点も絶妙で、他にミュータント友達がいない寂しさや世間に認められたいという劣等感込みの願望が、思春期特有のアレコレにマッチしてる。

だからこそ4匹がワチャワチャ一喜一憂する姿は微笑ましいし、最後のあの展開は胸が熱くなる。年取ったせいかああいうのに弱いんだよ、俺。