火にとってこの世界は物凄く生きづらそうだなぁ。水にはめっぽう弱いし、土と風とも相性悪そうだし。

 

エンバーの両親がエメラルドシティに到着する冒頭が、完全に移民の物語のそれで驚いた。そして話の規模が全世界を揺るがすほど大袈裟なものではなく、あくまで自分の世界を軸としたコンパクトなものであるのが、エンバーとウェイドのラブストーリーには丁度いい塩梅だったと思う。

 

また火と水の相性の悪さで2人のギクシャクした恋模様を表すという手法が充分面白いのに、各エレメント間の関係性に様々な意味合いを感じられる作りになっているのも巧み。加えて各エレメントの生活様式や世界観は見てるだけでもワクワクする。