「私はモンスターと結婚したの?」じゃねぇよ

 

出てきた瞬間から既にギラギラなパトリツィアがたまらん。話が進むにつれそのギラギラ感が加速度的に強くなり、最終的に友近がコントでやりそうなおっさんみたいな形相にまで変貌していくのが最高。持ち前の辣腕さでグッチのブランドや一族等を振り回したり振り回されたりするけど、最後の台詞で結局自分も「グッチ」の虜だった事がわかるラストも皮肉が効いてて良い。

 

また人生の荒波を経て頼りない童貞から頼りない成金坊っちゃんに成長するマウリツィオを筆頭としたグッチ一族の面々も、癖があり過ぎて楽しい。ある意味この一族も「グッチ」に振り回された被害者と言えなくもなく、その崩壊振りは馬鹿馬鹿しくも悲劇的だけど、ぶっちゃけパトリツィア抜きでも崩壊するのは時間の問題だったのではと思ったり思わなかったり。

 

 

半券紹介はこちら