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見所はオフィスでショットガンをぶっ放すメリル・ストリープ。

 

2016年4月に報道されたパナマ文書にまつわる話。オフショア・カンパニーとは何ぞやという所から、タックス・ヘイブンやオフショア・カンパニーを活用した節税(あるいは脱税)方法に関する基礎知識、そしてパナマ文書流出がどれだけインパクトのある出来事だったかが何となく把握できるストーリーで、観てて勉強になった。

 

こうしてみると「マネー・ショート 華麗なる大逆転」に似たスタンスの映画ではある。しかしパナマ文書流出の凄まじい影響力のせいかも知れないが、こっちは各エピソードがそれぞれ取っ散らかっている印象。また映画自体にメタ要素を多く盛り込ませている事でフィクション感が強くなってしまい、最後のリアルなメッセージもその温度差から浮いてしまった気がする。

 

あと豪華キャストの贅沢な無駄遣い感は嫌いじゃない。