出てくる人物の大半が極道か中国マフィアで血しぶきどころか生首手足がガンガン飛ぶのに、観終わるとこの「初恋」ってタイトルに納得をしてしまう不思議。

 

「十三人の刺客」が大好きな自分にとってこのハードな路線は完全にストライク。話のシンプルさと出てくる人物の濃さがいい塩梅だし、極度に酷い下ネタもないのも嬉しい所。その登場人物もそのまま週刊文春編集部に乗り込んで欲しいほど凶悪なベッキーとか、小物中の小物から小物界の大物に成り上がった挙句アレな染谷将太を筆頭にいいクセのある奴が多い中、主役の2人だけは純粋でピュアという温度差も凄くいい。そして電車内の幻覚とかベッキーの母ちゃんとかスマホいじるヤクザ2人とか、ちょいちょい入るギャグが個人的にツボ過ぎてツボ過ぎて。

 

それにしても中国人って本当に高倉健好きだよな。

 

 

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