優雅な映像と音楽、エレガントな衣装の数々、そんな中でちょいちょい飛び交うFワードのアンバランスさがたまらねぇ。最後の方はファッションとかほぼ関係なくなってくるし。面白いんだけど笑っていいのか困る感覚は「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」に通じる所がある。

 

後半~終盤の展開は今思い返してみても何じゃこりゃ感が強いけど、それでもじっくり魅せられる上、「2人の間で成立しているなら、それはそれでいいのかな」という気持ちにまでなってくるのは演技力と演出力の合わせ技(あるいは力業)なのかも。

 

一挙手一投足から洗練された上品さと神経質さがビンビンに伝わってくるダニエル・デイ・ルイスの佇まいは惚れる。あと主人公レイノルズと同じようにイライラ出来る食事中のガチャガチャノイズ演出もニクい。

 

 

半券の紹介はこちら