日本では2017年7月8日に公開されたアニメ映画。中国では2018年4月28日から公開が始まった。

 

元々「借りぐらしのアリエッティ」や「思い出のマーニー」を監督していただけあって、絵柄が凄くジブリっぽく、お話もファンタジーなので嫌でもジブリと比較をしてしまう。エンドロールでは宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫に感謝を述べており、冒頭に出てくるスタジオポノックのロゴも何処かスタジオジブリっぽい。

 

変身魔法を解いて脱出させた動物たちがピンチの時に助けに来る、という自分が好きなパターンが出た時はしっかり泣けたのに、どうも全部観終わった後の印象が薄い。魔法世界のエンドア大学も色々面白そうな所はあったのに、特に後々それが活かされるわけでもなく、ただの紹介で終わってしまったのも何だかなぁ。キャラクターもあまり印象に残らなかったし、ホウキに乗って空を飛ぶ姿も浮遊感や疾走感がそんなになく、全体的に薄味で物足りなかった。

 

声優は全体的にそこまで違和感なかった。遠藤憲一は一発でわかる声だったけど、それはそれで良い。