激動のステージ幕開けの前に オフィスを抜け出し
半日以上 94歳になるおじいちゃまと今日は街へ出た。
何度も登場しているが わたしはおじいちゃんが大好きだ。
そして 気があう(とおじいちゃんも思ってくれてるといいが)
今日は、おじいちゃん目線で 一日過ごす。
そしてこれからのシニアマーケットについて
気づくこと山のごとし。
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94歳といっても彼の
知的欲求、道楽への欲求は全然衰えていない。
なので、大きな書店や大きな文具店は我々と同様ワクワクしている。
好きなもの、かつ美味しいものを食べたくて そわそわしている。
そして同じように 空間が広くてきれいな繁華街もワクワクするらしい。
「おじいちゃん、ここが近所だったら 毎日くるのにぃ」と
新宿サザンテラスで 立ち止まり ぽつり。
好きな作家の浮世絵の画集を求め、
最新刊の歴史ものの書籍を求め、
こだわりの愛用日記帳の2007年度版を探す。
大好きなハヤシライスはないものかと 目を泳がせている。
そう。その辺は 我々と変わらない。
考えてみれば 当たり前だけど。
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しかし、それら欲求を素直に行動に移すことを
阻むのが 身体的機能の衰えである。
そしてそれに対してあまりに この都会の造りは 疲れるのである。
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★まず足のおとろえ。
地下鉄も都心とベッドタウンを結ぶものは車内の密度は相当高い。
そして、座席を占めたぬき寝入りする若者と中年の多いこと多いこと。
おじいちゃんのみならず、車内を見渡してもご高齢で電車に乗ってるかたが
なにかに寄りかかったりつかまったりしてたっている状況は
結構目についた。のに、それを目の前にしても
若者、中年は ひたすら狸寝入りか読書に夢中(のふり)である。
意に介していない。
そのうえ、地下鉄や街の設計は 上下移動が多く足の筋力が弱いものには
移動すら相当困難なのだ。
エスカレータやエレベータがついていない駅もあれば
ついててもそれらにたどりつくまでに
相当距離をあるき継がなければならなかったりする。
これでは外出する気もすっかりなくしてしまう。
女性車両より 高齢者車両(すべて座席制)をつくり
すべてエスカレーターやエレベーターのポイントに直結、
路線の乗り継ぎも すべて最短、身体的負担なくできる設計にできたら
高齢者の外出も促進でき、交通機関も 潤うのではないか。
★次に情報キャッチ力の衰え。
これは目や耳、判断力が衰えることを意味するのだが
さきほどの 地下鉄のエレベータの位置や乗換えの位置も含め
書店でもレストランでも 何かの欲求、目的に対して
あまりにも 高齢者には不案内なのである。
そもそも
どこになにがあるあの案内板や案内係りなどの情報ソースが設置してなかったり
小さかったり 少なかったりで とにかく高齢者がこまったときに
解決してくれる情報にはすぐにありつけない。
これじゃ せっかく街にでても
目的を達成できないストレスを抱え 街はただの雑踏にすぎなくなる。
外出する原動力がそがれていってしまう。
★そして頻尿という心配。
高齢者はトイレを自分で心配している。
なので トイレの場所が少なかったり 不明だったりすると
それだけで 不安になってしまう。
不安がストレスになり
新しい場所など特に出かけるのが億劫になる。
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反対にちょっとモデルになりそうな企業もみつけた。
補聴器シェアトップのメンテナンスセンターについていったのだが
そこは 平日昼間なのに かなり高齢者でぎわっていた。
ひっきりなしに客がはいってくる。
今日の新宿訪問のメインはそこだったのだが
正直いってわたしも どうせ新宿といっても補聴器センターだから
すいているだろう・・と甘くみていた。
しかし、扉をあけると
補聴器に必要性を感じる高齢者でごった返しているのだ。
補聴器はかなり高額商品ではあるが 購入後のメンテナンスがかなり
必要となる。ということは 購入者にアピールする機会も多くなり
その分対応いかんで 口コミを広げられるチャンスも得られるということになる。
どうもその企業はそこがうまく客を連鎖できているのではとの
仮説にたった。
そして観察してみること それはどうやら正しそうである。
・オフィスで対応する社員はすべてきちんとスーツをきこむ。
・高齢者には ゆっくりはっきりしゃべってくれる。
・正しい敬語。
決して年寄りだからといって なめた言葉使いをせず 普通に客として
敬ってくれる(これはなかなか 実はないのだ)
・ひろめの待合室では 質のよいいすがたくさん設置され
みんなが座れる
・おねえさんがもれなくおいしいコーヒーを出してくれる。
・最新の新聞もきれいにおかれ、雑誌もかなり充実している。
・トイレの表示も かなりおおきく そして使いやすい。
おじいちゃんも 大満足である。
客であることも忘れ、くつろぎコーヒーをすすり 新聞を読み、
丁寧な対応にすっかり恐縮している。
かなり高齢者目線で 作られているのだ。
ここの企業価値の今後に 期待した次第である。
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きっと わたしがおじいちゃんなら
今日の総括としては
*地下鉄はしんどい。家族が車を出すときだけの外出にしよう。
*でも補聴器センターは あそこにきめた!必ずあそこに連れて行ってもらう。
*本屋はしんどい。ほかに快適なとこがないなら
しょうがないが地元の書店でがまんしよう。
となりそうだ。
高齢者から 高い単価はのぞめない。
しかし 今後の高齢人口の増加と、
彼らの モノを見極める目とこだわりの高さを重視し、
その最たる広告となりうる 高齢者間の口コミをおもんじれば
今すぐ改善、対応すべき努力点は
たくさんありそうである。
というか わたしが歳とる前に
そんな世の中になっててくれ~ と切に思った一日である。
それにしても たのしかった☆
おじいちゃんラブ{/kaeru_love/}