2020年ベスト映画10

2020年に公開された映画の中で個人的にハマった映画をランク付けしました。今年もよろしくお願いします!!



10位 ハーレイクインの華麗なる覚醒

フェミニズムやウーマンリブというテーマを描きながらも、単純に楽しさの方が上回っていて、新生チャーリーズエンジェルのような説教臭い偏りを感じなかった。これぞエンタメ。DC万歳!

9位 1917 命をかけた伝令

戦争映画にありがちな反戦臭さがなかったり、ワンカットで撮影したったー!という制作サイドのドヤ顔を感じさせない所に好感を持てる。夜戦のシーンは美と狂気が入り混じった最高のシーンだった。

8位 TENET テネット

難解だけど何回も観たくなる衝動。フレッシュなアクションと世界観に唸った。至高。コロナ禍でビッグタイトルの公開が没になる最中、ノーランが公開に踏み切るという気合いの入った行動に漢気を感じる。格好良いぞ!

7位 エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語

涙のカツアゲ映画と見せかけて、忠犬エンツォの視点で人生や人間の真理について淡々と、時にユーモアを混じえて語るという哲学的な内容には名言も多くグッとくる。エンツォ役のゴールデンにはパルムドッグ賞をあげたい。

6位 ミッドサマー

陽が射す場所と惨劇という対照的なモノを組み合わせたらヤバいの出来ちゃいました。クトゥルー神話、密教、グロ、アート。このオカルトな世界観がクセになる。アリアスター新喜劇は最低だけど最高よ。

5位 リチャード・ジュエル

理不尽の暴力とリチャードの言動に苛立ちが止まらないわけだが、そこは巨匠クリントイーストウッドだけあって、きちんと着地はキメてくる。このカタルシスに思わずガッツポーズ。結末を知っていても全然楽しめる。迫力の実話映画。

4位 囚われた国家

予告詐欺というか、予告のミスリード。動かないロボットや登場しなさ過ぎる宇宙人。そんなヘイトな部分が霞むくらいに物語が濃厚で没入度が高い。ラストの格好良さに悶絶カタルシス!予想外な超傑作でした。

3位 パラサイト 半地下の家族

コメディを主軸としたストーリー展開に笑ってると、突如バイオレンスとサスペンスが顔を出す。数々のショーレースを制した作品だけに、エンタメと社会風刺のバランスが抜群で、これは文句なしの傑作だった。

2位 フォードVSフェラーリ

モータースポーツの表と裏。胸熱展開が多過ぎて心のアクセルはベタ踏み。ただのレース映画では収まらない濃度と熱量に圧倒されっぱなし。下町ロケットファンには堪らない一本。ほぼ1位!

1位 mid90s ミッドナインティーズ

90sのストリートカルチャーが完パケされていてフラッシュバックが止まらない。くだらない事に必死だった、あの頃の煩わしい恥ずかしい思い出はmid90sを観た事で成仏出来た。ラストのVHSが滅茶苦茶ぶっ刺さる。最CORE。5億点。オールタイムベスト1位です!



2020年はコロナ禍に苛まれて、観たい映画が上映延期になった事もあり、劇場で映画を観る回数は大幅にガクッと減ってしまって、代わりに家で映画を観る機会はグンと上がったけど、映画を映画館で観る価値も見出せた。2021年は映画界を始めとしたエンタメ業界はどうなるのか?コロナウィルスの終息を願うばかりだ。