3区はまたまた普通のコ、

佐々木くん!!

さあトップ争いをする中、波切島北中学の3区は
大会直前まで補欠だった『佐々木くん』です。

この抜擢には先生の計算がちゃんとあるのですが

本人は全くその事を知らず正直ビビってしまうのですが

雄介の言葉で腹をくくります。

 

駅伝て記録じゃなくて勝負だと思う。

本質をついた名言です。

1.2区の先輩たちの走りに触発されて佐々木くんも
激走を見せますがアクシデントが佐々木くんを襲います。

酸欠状態です。

コレは本当に辛いです。

小生も練習中に度々この状態になりましたが

目の前が真っ白になります。

画像の様なやり取りが繰り広げられます。

『止められて一番悲しむのも

一番苦しむのも佐々木ですよ

医師!!俺にはできません!!』

箱根駅伝などでもこのようなシーンがよくあります。

フラフラなのになぜ止めないの?

普通はそう思うでしょう、でも伴走についている先生は

その選手がどれだけの努力をしてにその

舞台にたどり着いたかを知っているのです。

だから止められないのです。

やってきた練習に対する努力が本物であらばあるほど

うまくいかなかった(ここではタスキを繋げない)時は

選手の心にズシッと重くのしかかります。

だから止められないのです。

幸いにして佐々木くんはもちなおし4区にタスキを繋げました。
この走りに雄介は燃えます。

『先生、俺、船学に勝ちてえ』

レースは後半戦へ入ってゆきます。