みなさん、こんにちは

Movement For GolfのTPI Certified Expert/理学療法士の高木です

さて今回も、スウェイの原因について考えてみたいと思います。


前回、前々回とスウェイの原因を考えてきました。


原因として、右股関節の可動域制限と胸椎の可動域制限を挙げました。

他に原因として考えられるものとして、

今回は右肩の可動域制限を挙げたいと思います。



スウェイは、バックスイング時に下半身が過剰に移動してしまい、

軸足の外側に荷重がかかってしまう現象です。

このことから考えると、バックスイングからトップへ持っていく際に

右肩の可動域制限があると、理想のトップ位置まで届きません。

そこで、さらに股関節や胸椎で代償できればよいのですが、

もし正常な股関節、胸椎の可動域ではカバーしきれないほどの

右肩の可動域制限があれば、

さらに代償的に過剰な下半身の移動が必要になるでしょう。

ということで、スウェーの現象がみられます。

これも原因の一つです。



これまでにスウェイの原因を3つ挙げてきましたが、

もちろん考えられるのはこれだけではありません。

他にも、左肩の可動域制限、

右股関節の筋力低下、

膝関節や足関節の可動域制限など、

数多く考えられます。


Movement For Golfでは、ゴルフスイングの特徴をチェックし、

また対象ゴルファーのフィジカルチェックを行うことで、

ぎこちないスイングや、力強さに欠けるスイングの原因のもととなる、

体の弱点をあぶりだしていくのです。


そしてその弱点に応じた、弱点を直すエクササイズをプログラムし、

指導するのです。

なので、単純なスイングの指導ではなく、

そのスイングを作っている体の弱点を直すことで、

スイングを改善していくのです。


病院に例えれば、「痛みがあるから痛み止めを処方しましょう」

ではなく、

「その痛みの原因は何かを明確にして、その原因に対して治療をする薬を処方しましょう」

ということです。

これは、前者は対症療法と言います。

後者は、根治療法といいます。

あなたならどちらを選びますか?

実際の医療の現場では、通常は必要であれば両方処方されていますので

ご安心ください!



もしあなたがゴルフスイングをかっこいいものにしたいなら、

そして飛ばしたいなら、

スコアをアップしたいなら、

対症療法と根治療法、どちらを選びますか?



さて、スウェーの原因についてはここまでとして、

次回は、よくあるゴルフスイングの特徴について

話題を移していきたいと思います

次回も、お楽しみください


MFG 高木