一昨日の夜、久しぶりに泣いた。
私の中にいる「大波さん」っていう感情が、
ふいに顔を出した夜だった。
それは、私が「もう大丈夫かもしれん」と思えた時に、
やっと表に出てこれた感情。
ずっと閉じ込めてきた寂しさ、守ってくれていた想い。
名前をつけたら、ちょっと仲良くなれた。
翌朝、私は冷蔵庫に入れておいた、
プチトマトのポン酢漬けを食べた。
少しのごま油も入れてある。
甘み、酸味、香ばしさ——どれも派手じゃないけど、
口の中に入れると、なんかホッとした。
涙の余韻を、静かに受け止めてくれたような気がした。
レシピってほどじゃない。
ただ切って、漬けて、冷やしておいただけ。
でもこれは、
心を抱きしめる小さな儀式なんかもしれん。