キャスティングが発表されたとき
斎藤工×窪田くん
なに?この素材!!
ごはん何度でもイケるじゃん!

(決して“夜のおかず”にかけてる訳ではない)
どっちが攻めで、どっちが受けでもいいじゃん!
ときめいてときめいて♪西田ひかる
待ち望んでいた火村英生
調理する人が…
いや、むしろ、
「あんたたちこんな味付けが好きなんでしょ!」て
今日のおススメメニュー押しつけてくるのが
ウザい
っていうか、
こっちに、味付けする想像の余白を
残しておけよっ!

そりゃ、ミステリーだから
事件解決のため、説明過多なのは仕方ないけど
ふたりの間に、ケミストリーを全然感じないっ!
ふたりの関係性を示すのは
「説明」セリフじゃねぇんだよ!


やだ!面倒くさい視聴者でごめんね!

最近、やっとやっと、絶賛されてた
ウォーリアーのDVD観たんですよ。
140分という長さが躊躇してた。
そしたらね、その長さに反して
ビックリするほど、状況説明がないのだ。

なぜ、兄は、格闘家から物理の先生になったのか。
弟は海軍を逃げ出したのか。
そして、仲間を助けてヒーローに」なったのか。
そもそも、この父親がアル中で
度重なるDVを繰り返してたってのは
セリフから分かるんだけど、
その辺の兄弟離縁やお互いの心情については
ほとんど語られないのだ。

ただただ殴り合って、闘って。
高額賞金の総合格闘技大会に出演して
殴り合って、肩が外れても闘って。

それでも泣ける!胸が熱くなる!!
(ただ、やっぱりDVDだと、気が散るし
画面が小さいし…映画館で上映しろよ!ぼげっ!!
↑1日だけの特別上映はあったけど)

セリフがなくても伝わるもん!
ふたりの兄弟が味わってきた辛苦と愛憎
そして、それでも切れないふたりの絆。


もうね、BL脳がガンガン刺激されて
禁断の愛にむせび泣きですよ。
↑きっとそんなテーマじゃない。

そこまでの感動はないんだけど

白鯨との闘い

大海に出て、座礁して、漂流してってな話ですよ。
むさい男たちだけの話ですよ。
クリス・ヘムワースに、おめぇ、もっと脱げよっ!
って不満もありましたよ。

でもね、そこには
一等航海士×船長
一等航海士×初航海の孤児

なんだったら
白鯨の「おれがお前らのこと守ってやるぜ!」的な
ほかのクジラのみなさんとの“愛”さえ見えましたよ!

最後一等航海士のクリス・ヘムワースに
「お前も、みんなを守るんだろ?」的な
白鯨との視線の交わし方が、
やらしいたら、ありゃしない!


えぇ、もう気が狂ってると言われてもいい。
どんなに粋がっても「二代目」として
船員たちに「経験もないくせに」と
バカにされてた船長が
みんなに称賛されてる一等航海士に対して
嫉妬、そして、苦境を共にしたことにより
「愛」に変わって行く様が、

この映画の肝でしたよ!!←全然違う。

勘違いしそうなセリフ
散りばめておけばいいんでしょ?
脱いでおけばいいんでしょ?

それも大事(大事なんかいっ?!)だけど

違う、違う、そうじゃない
(あくまでも僕にとっては)

『火村』の脚本家さんやスタッフさん
たまには、沈黙も雄弁なり


言いたいことならあふれてるけど
♪言えないのよ~、言えないのよ♪
目と目で通じ合う かすかに、ん、色っぽい♪

と今や天下人の工藤静香も
歌ってるじゃないか!