ハウ オールダー ユー?

若作りなんてしない!
「自分は若い」アピールなんてもってのほか!
(おしりの)皺の数がおかまの美しさ!


そんなの嘘!

私は誰?ここはどこ?私はいくつ?
初めて、笑ってごまかした!
英語が聞き取れない振りしたさ!


ハンピは、敬虔なヒンドゥー教徒の町で
お酒は禁止!ダメダメ!



(レストランのテレビを覗き見してる!)

なので、遺跡や寺院
メインバザールがある町の対岸
川を越えた向こう側に
アルコール(クスリ?)OKな
欧米の旅行者が集うゲストハウス兼
レストランが、たくさんあるのだ。

その川ってのが、深さは謎だけど
幅は50mもないくらい?
泳ごうと思えば泳げるのかな?
でも、旅行者はボート
もしくは一寸法師みたいなカゴに乗って
行き来するの。



ただ、その渡し舟(20円)の運行時間は
朝から夕方6時くらいまででなかなか不便

陸の孤島?海外ミステリーみたいじゃん!
なんて、心配は杞憂に終わり



川を渡るとそこはパラダイス。
欧米の若者たちが
のんびりとカフェで
スマホをいじったり、しゃべったり。





はしゃいだり。



町往く現地の人たちは
「ナマステ!」と挨拶してくれて。



なに?誰も悪い奴の目をしてない!!
インドとは思えない、穏やかな時の流れ!

ただ、ホテルがないの。
この年でゲストハウスに泊まるとは!



歓迎してくれるホストファミリーは
ブロークン英語でまくしたててきて
会話にならない自分の英語力に落ち込み。

水シャワーに、紙を流せないトイレ
蚊帳つきのベッド
内庭での朝食はハエを追い払うのに大変。




(その庭には、部屋を借りず
自らのテントをはって←下ネタじゃない
寝泊まりしてる強者どもも)
あぁ、僕、この年になって
何やってるんだ?


いやいや、この年にもなって
こんな旅してる自分って!おかしい!!


ヨガの案内に入ってみれば
1時間半400円くらい
かなり本格的でキツかったけど
欧米の若者たちに交じって。



いや、レストランでもお茶でも
どこでも、若い欧米人やインド人たちに
ニコニコとしゃべりかけられて

「ハウ オールダー ユー?」

「お前らの親より上かもナー!」

おかま 44歳
いろんなものを失って
いや、そもそも、失うものさえ
手に入れられず

(結婚したかった!子ども欲しかった!
フツーの女の子になりたかった!)
記憶力や体力の低下は
誰よりも分かっております!!