「欲しがりません、勝つまでは」

っていうか欲しいものを
「欲しい」と言わない、
グズグズと悩んで、鈍くさくて
いつもニコニコ笑顔でごまかして
時にグスン、と涙を流してみては
「どうしたの、なにがあったの?」と
友だち、中でも男友だちが
手を差し伸べる
ああいう女
が、最後はすべてを
手に入れるんだよっ!

しかも男ふたりに愛されて。
「えっ?!わ、わたしのこと好きだったの?」
いやいや、男と女に友情は成立しないでしょっ!

orange【オレンジ】

青春恋愛ものかと思いきや
高校2年の菜穂の元に
10年後の自分から1通の手紙が届くの。
「26歳になった私には
後悔していることがたくさんあります」
これから事故死する級友を救ってほしいと
その未来からのメッセージは
ほかのクラスメイトにも届いており…

周囲にあんなに気を遣わせなきゃ
死んじゃうような“かまってちゃん”

たとえ、高校時代に死ななくても
大人になったら、社会に出たら
もっともっと辛いことや理不尽なことが起きて
心挫けるわいっ!


ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン
すみません、嫉妬丸出しで。


いやいや、「あのとき、あの瞬間」
どのときも大切な時間で
一生懸命“生きる!”
って
メッセージは届いてくるし
それを5巻でギュッと終わるのは
スゴい面白い漫画なんで
いまを「生きてる」
未来がある、この先時間なんて
たくさんあると信じてる多くの若者に
読んでもらいたい。


でも、僕は、汚れちまった悲しみに。

「もし、あの頃に戻れたら」とか
逆に「あの暗黒時代を抹消したい」とか
こだわる「あの頃」がない

高校時代の自分に、
「将来、松田聖子とマッチが
紅白のトリになって、ギンギラギンで
ゆく年くる年だよ」って伝えても
(*´д`)ハァ?だろうし。

っていうか
いつの時代も恥ずかしい人生だったし!

それに、「おかま」としてバレないように
いや、バレた後だって、
ハブられないように必死だった。

それは、会社員になった今でもだけど
誰にも突っ込まれないように
走り抜けていくしかない!
自分の言葉でハッキリ言わなきゃ
要らぬ噂や誤解を招くし
好きな男に「好き」って言うのも
すごい覚悟がいったし、
そのためにはあらゆる策を練った。

それで手に入れた、精一杯の大切な
今の彼、友だち、人生だからさ。
戻る必要なんてないやいっ!


逆に「もしやり直せたら…」なんて
言えるのは、羨ましいよっ!!

可能性も、伸びしろがあるんだもん。
僕は、ギリギリだったよ。

ギリギリでいつも生きていたいから♪
一応貼っておきますね。
ギリギリすぎて、KUNになっちゃったけど。



それに、高校時代の友だちと
ずっとずうっーーと友だちだけど
先日も

「旦那に女がいる」

「えっ?!マジ???
なにそれ(ノ`Д´)ノ、キモい!
でも面白いっ!!
明日、話聞きに行くから!!」


スターウォーズも年末の忙しい予定も
すべてキャンセルして
お互いの不幸を、面白がってるような人生。

あの頃の僕たちはこんな未来を
思い描いてたのかな。