またもや林真理子さんの週刊朝日「マリコのゲストコレクション」に
林真理子:いまは『篤姫』にハマっているらしくて。
当初は週刊誌がこぞって「宮崎あおいはお姫様顔じゃない」
などど書いていましたが、視聴率がいいと、何も言わなくなっちゃった。
マリリン(以下M):あおいちゃん表情がかわいくて
見ているとこっちまで、活き活きしてきちゃうんです。
林:私は宮尾登美子先生の原作を熟読しているせいか
あの篤姫にはちょっと抵抗があります。
M:原作や歴史小説好きな方や、従来の大河ファンの方には
納得ゆかないところ多々あると思うんですが
あたしは、三田佳子先生の『いのち』以来大河も
それこそ年末の忠臣蔵モノのドラマもなにひとつ観たことない
人間だったので、すごい新鮮です。
林:ドラマ自体は大好きなんですが、あおいちゃんが
あまりにアイドルっぽい演技をするので
「アヒル顔でそんなに口とがらせるんじゃない!」って
つい、テレビ画面に向かって、言ってしまう。オバサンですね。(笑)
M:あたしは、今までの時代劇に出てくるような
戦場に行く人を見送って、耐えて忍んだり
逆に、夫を明るさや機転で支える賢妻のお話だったら、
興味なかったと思うんですけど
「やりたいことをやって、言いたいことを言うのじゃ」
「まっすぐな言葉じゃなきゃ、相手に届かない!」って
篤姫の性格に、自分を重ね合わせて
そう!そう!って。篤姫は、いや自分は間違ってない!って
言い聞かせてます。
ただ、ドラマの中でも、篤姫はモテないの分かります(笑)
ともさかりえさん演ずるお近とか見ると
あぁーーこういう女が最後は勝つのよ、って。
林:マリリンさん、モテないんですか?
M:モテナイ!モテナイ!まったく。
ここ大きく書いておいてください。
こんなに、誰かに求められない人生でいいのかって
思いますもん。
林:お友だちが求めてるんじゃないですか?
M:いや、時々女友達5人くらい捨てるから、
その分、男ひとりくれっ!って神様に願ったり。(笑)
林:でも、あたしの年になってくると
また女友達のありがたさが身に沁みますよ。
M:あと、自分がいけないことは分かってます。
男がいない!いない!叫んでも、実際はいるのに
あたしが周囲の人の良さに、気づこうとしてないんですよね。
林:まぁ マリリンさんは、新しい人がいなくても彼がいますし。
M:そんなことないです。自分でもそんなに同じこと
考えて飽きないのか?!ってくらい
「もう会わない、さよなら言う、でも出来ない」って思考を
グルグル回ってますから。
林:でも、マリリンさんって、ケンカとかしないんでしょ。
以前、ここに三浦友和さんに出ていただいたとき
「僕たち一度もケンカしたことないんです。
夫婦ゲンカってどういうときにするんですか?」って
聞かれました。
うちなんて日に3回はしてますが・・・。(笑)。
M:確かに面と向かってはありませんね。
彼は、すごい穏やかで受身の人なんで
あたしが、ガぁーーーってなっても、意に介さない。
っていうか、聞いてない。(笑)
一緒にいると、幸せなんですが
ただ、会わなくてひとりでいると・・・
いいのかなぁ~?このまんまで、ってまたグルグル。
林:会えない時間が、愛育てるのさ♪には
ならないんですね。すみません、郷ひろみさんの歌です。
マリリンさんのお年じゃ、分かりませんね。
M:分かります分かります。ベストテン世代ですから。
愛、育てませんね~(笑)。会わずにいると
このままあたしのいない生活に慣れちゃうんじゃないか?
不安になります。
逆に一度別れを切り出して、あたしがいなくなったことで
掛けがえのない存在なんだって気づいてほしいんですよ。
だから本当に別れたい訳じゃなくて、
彼に後悔してもらって、今以上に大切にされたいって
願望からくる別れなんですけど。あっ、ごめんなさい。
こんな話をしたい訳じゃなく・・・。
林:いいんですよ。夫婦だって、気づいてもらいたいです。
でも、別れたい時は、本気で別れたいんですけれど。(笑)
M:もっといけないのは、こうやって悶々としていたって
感情のひとつひとつを、彼に逐一報告する。ウザいですよね。
林:素直でいいじゃないですか。
M:だけど、この先、別れを切り出しても
策略だと思って、本気にされませんね、きっと。
やだーー、何しみったれたこと言ってるんだろ。
もっと面白いこととか書きたいんですよ、
日々のブログも。
林:どういったものが書かれたいんですか。
M:読んで下さる方がハッピーになれるような・・・
なんか、思いっきし嘘くさい。
今さらながら、もっとお笑いに長けてれば良かった。
バラエティとか見てれば良かったと思います。
台本がないと、なにひとつ面白いことが言えない
ただの女優なんですよ、あたし。
林:それって、早速、笑うところでいいんですか?(笑)
M:本気なんですけど(笑)
話は飛んじゃいますけど
どうなっちゃうんだろ?って世の中じゃないですか。
林:凄惨な事件が起きて、大騒ぎしても
次々起こる犯罪に押されて忘れていってしまう。
そんなのに慣れちゃいけないですよね。
M:言葉に語弊があるかもしんないけど
今の時代、弱い人に優しすぎる。
身体的精神的な弱さじゃなくて、心の弱い人に対して。
「今のまんまでいいんだよ、今の自分を受け入れよう」
って自己肯定、自画自賛が、
言葉でも歌でもなんでも
過剰に溢れかえっている気がするんですよ。
もちろん、それは大切だけど
やっぱり否定しなくちゃ、許しちゃいけないことはあるし
今のまんまがダメなら、変えていく強さ持たなきゃ。
強くありたいって意識持たなきゃって
声を大にして言いたいです。
まぁ、恋愛もちっとも成長しなくて
自分に甘いあたしの言葉なんで、
重みも説得力のカケラもないんですけど。
~その後いかがですか~
対談前に突然入ったニュースに、
怒りを露にされていたマリリンさん。
その爆発する感情を
いつも受け止めてくれる彼の存在はやはり大切ですよ。
別れのシミュレーションなどせずに
心を強く持って
これからも仲良くしていってくださいね。