大谷翔平のプライバシー侵害で、ドジャースからパスをはく奪された日本テレビとフジテレビの現場が混乱しているらしい。MLBと契約してるため映像は今まで通り入手でき、何がOKで何がNGなのか分からないからだ。

 まあ、社員がまともなら今回のような事件は起きなかったのだが、何故今回のような出禁に発展してしまったのか、じじいなりに考えてみた。

通常の組織であれば、現場の混乱を最小限にしている筈だ。問題が起きれば影響を最小限にする為交渉チームを立ち上げると同時に、公式謝罪をすぐさま実施し、本人とチームに直接謝罪し、今後の報道についての内容をすり合わせて現場に指示を出すなど、迅速な対応をしただろう。しかし、今回は日本テレビもフジテレビもそんな事はまるでしていない。現場がバカなら経営陣もバカなのだ。

 このような上から下までバカの集まりになってしまったのは、一体どうしてなのだろうか。やはり仕事の内容がくだらないからだ。特にエンタメはどうしようもない。

若手の芸人や歌手をタレント化して、好き放題やらせてる番組が数多く存在し、番組自体のコンセプトもまるでくだらない。ドラマの多くが殺人がらみの刑事ドラマになっており、その多くがストーリーではなく人気俳優に頼るものばかりだ。例えば、○〇刑事、など各TVがこぞって製作している。実例を挙げると、釣り刑事、山岳刑事、駅弁刑事、駐在刑事、などきりがない。実にくだらない。確かに観ていて面白いものもあるが、制作サイドとしては実に単純だ。テレビ局はくだらないことを全力で考えているうちに、社員全員バカになってしまったと考えられる。もはや常識のある社会人ではない。

 プライバシーに配慮するのは当たり前のことだが、日本テレビ、フジテレビにはその常識は無い。今までの両TV局の歴史が、社内から常識、良識を消してしまったようだ。

 今後は、まともな番組制作に励み、健全な組織を作ってもらいたいものだ。