[由来]

永田町界隈でも無類の甘いもの好きとして知られた与党議員が内閣総理大臣に就任。政府広報などによって自分がガチのスイーツマニアであることを積極的に発信すると共に、他国首脳との会談の際に相手国の国旗をかたどったクッキーでもてなしたり、おみやげにお気に入りのスイーツを持たせるなどのいわゆる「スイーツ外交」を展開したため、いつしかこの政権は「スイーツ内閣」の愛称で呼ばれるようになった。

 

[足跡]

総理の“スイーツ好き”という親しみやすいキャラが女性を中心とする国民にウケたため、発足当初は高い支持率を獲得した「スイーツ内閣」。しかし、“シフォン主義”を提唱するシフォンケーキ愛好家の集団『グラニュー党』や、ハチミツなど砂糖以外の甘味料にこだわる“超糖派”が結成した『自由味覚党』の議員たちと国会本会議において本来の議題そっちのけでスイーツ議論を戦わせたため支持率はダダ下がり。政権末期には都内有名デパート地下の限定スイーツ販売会にSPを帯同して現れた総理が、行列に並んで買い求めたスイーツをその場でヤケ食いする姿も目撃されたという。