マウスポインタ素材作成での最後のポイントは「背景との関係」です。
マウスポインタ素材は他の素材と違って、背景との関係があります。
例えば、黒一色でマウスポインタを作成したとします。
このポインタを、実際に使ってみると、背景が黒の場合、ポインタがどこにあるか分からなくなります。
マウスポインタは、背景がどのようなものであっても、はっきりと見えるように作成する必要があるのです。
一般的には、縁取りをする、反転色を使う、などの対策をします。
縁取りをする時は、コントラストのハッキリした色、例えば、黒っぽいポインタなら白色で、白っぽいポインタなら黒色で縁取りをします。
反転色とは、背景の色と反対の色で表示される色です。例を挙げると「領域選択」の十字型のポインタは、背景が黒なら白で表示され、背景が白なら黒で表示されます。このような色のことです。
(Greenfish Icon Editorなら、RGBAを255,255,255,0にすると反転色になります)
また、大きすぎるマウスポインタを作成してしまうと、背景が見えず使いずらくなることもあります。逆に小さすぎると見失うことになります。このようなことにも配慮が必要です。