しずかと一緒に会って 話すのは
あの時以来だった
たわいもないことを1時間ばかりしゃべり
「小学校の時からあんたは不器用だったよね・・。」
僕は笑うしかなかった
でも心は笑えない
「顔に出るよねあんたは。」
「なにが?」
「わかったわよ。付き合ってあげる。あんなこと言ったけど
本当は言って後悔したのは自分。」
「ほんとうにいいの?」
「その代わり条件がある。」
いきなりしずかは立って夕日に向かっていった
「あんたも絶対に幸せになること。」
「・・も?」
「私は幸せあんたのせいで。」
「あんたのせいってなんだよ。」
「あと、たくさんの景色見せてね。移動費は君持ちだよ。」
「ばかにしやがってーー。」
あのときの笑顔は忘れない。