これ、書いたものの……と、半年くらい下書きに入っていました。例のごとくまたブログは全然見ない日が続き、今日ふと開いて読み直してみました。
もしかしたら、参考になる方もいるかもしれないと気が変わり、出してみることにしました…が、読まれた方は、あくまでも参考程度にしていただきたいと思います。100人いれば100通りの物語があるので…
最後の合格力判定SAPIXオープン(以下SO)で、合格可能性20%だったら、あきらめるのか。
いや、あきらめなくてもいい場合がある!
ということをお伝えしたいと思います。
偏差値と合格可能性の%ですが、受験では、テストや模試で出てくるこれらの数値を参考にするしかありません。
この話は、数値を無視するわけにはいかないけれど、それだけで受験校を決めてはいけないなと思った経験です。
受験校は、校風その他いろいろな判断材料で決めるのはもちろんですが、いくら気に入っても合格できなければ…ということがあるので、どうしても偏差値表や合格可能性を見つめながら検討することになってしまうんですよね。でも、数値に踊らされてはいけないのです。
ふり返ってみると、今回の受験は、ある意味数値通りだけど、細かくは数値通りにはならなかったという結果でした。
次女の場合、合格力判定SO4回の結果は1回目を除いてよくありませんでした。そういう意味で不合格だらけの結果は、大枠では数値通りだったといえます。
でも、各学校ごとに細かく合格可能性を見ると、%通りの合否ではなかったので、学校ごとでは数値通りではありませんでした。
実をいうと、合格した③は、合格力判定SO4回のうち、1回目だけは80%でしたが、2〜4回目はなんと…今だから言えるけれど…
全部20%だったのです
(①②③…とは、これまでのブログに書いてきた学校のことです。)
よくもまぁ……です。
どうしてそんな可能性で、2/1に③を受けることにしたのか。
長女の時は、全SOで、すべての学校が80%でした。
今思えば、そんなに心配する必要もなかった?にも関わらず、
「ということは20%の不合格があるんだわ…ガクブル…」
と、最後まで気が抜けなかったのに。
次女の時には、逆に20%の可能性がある!と思えたのはなぜか?
それは、
合格力判定SOだけではない、トータルの持ち偏差値では、③は適正校だった。
このSOの結果はすべて社会と理科ができてないせいで、算国はできていた
先生が②よりは③に可能性があるとおっしゃった
③の過去問を解いた結果、結構できていたし、本人も、この学校の社会と理科の問題が解きやすいと言っていた→つまり相性がいい
ことから、社会と理科を最後にやり込んだらなんとかなるのでは??と思ったからです。12月後半の時点でしたが
長女の時に心配しすぎた反動で、それほど怖がる必要もないのかもと、楽観的になっていたというのもあります。
20%という数値は、むしろ、イチかバチかのギャンブルに挑戦してみようという気にさせる数値でもありました。←私達だけ??
合格可能性20%だけに注目したら、こんな強気な受験はできなかったです。
とはいうものの不安になり、先生に、やっぱり2/1は、②を受けた方が…?
いや、それどころか、②でも③でもなく違う学校を受けた方がいいのでは…オロオロ…とお聞きしたりもしましたが、今更志望校は変えない方がよいと。
算国ができない状態で、6年生の12月の時点でこの合格可能性の低さだったら、諦めていたでしょうが、理社であれば、最後まで伸びるかもしれない…!過去問との相性のよさにかけてみよう…
………ええぃ!突っ込め〜〜〜!となったのです。
結果、なんとか間に合ったのでした。
間に合わなかった抑え校…
間に合った志望校…
そんなことある?
あるのです。……ありました。
運と縁しかない…
ほんと恐ろしい賭けでした。
でも、不謹慎ながら、ドキドキが楽しかった。
間に合うのか…
間に合わないのか…
遠いとはいえ、なんとかギリギリ通える学校に1月に合格していたのも大きかったです。
これまた、1月に合格ゼロであれば、2/1は他の学校を受けていたかも…
すべては繋がっているのです。
前受校大切!
また、たとえ不合格だったとしても、それもよき経験。中学受験だけで人生が決まるわけでもないし、チャレンジすること自体に意味があるとも思ってました。
チャレンジしなければ得られなかった結果で、もし、安全策をとって、さらに全く知らない、過去問も解いていないような学校を選んでいたら、東京全滅だったかも…とも思います。
学校の過去問との相性に助けられた合格でしたが、それも御縁だと思うので、次女は③にひきよせられたんだろうな〜とも思います。
なので、合格可能性20%でも合格する可能性があるのは…
1.過去問で算国が充分合格点に達している
2.過去問との相性がよい
という場合。
で、社会と理科をできる限りがんばる。
当然、こんなことにならないように、早くからしっかり勉強を積み重ねておくことがベストなことは言うまでもありません………
言いたいことは、偏差値や合格可能性の数値だけに惑わされず、学校ごとにその子の個性と照らし合わせてよく分析することが大切だということです。
次女のように、偏差値と合格可能性では◯だったのに、不合格という逆のパターンもあるので…
よくも悪くも数値だけで決めないことだと思いました。