タイムリーに次の記事が目に入りました。
この中で下記の緑字部分のように語られていました。一部抜粋させていただきます。
この中で、お試しで受けた学校が残念だった時に、塾の先生がお子さんにかけた言葉は、
「おめでとう! 良かった、良かった!」
でした
筆者の鳥居りんこさんの中学受験本は、長女の受験前にいろいろ読ませていただいたことで、イメージがつかめました。もし、これからの方であれば参考になるかも。
私ももう一度読んでみようかな…まだ本棚にある。
↓これらは全部読みました
長女はまさに小3で受けた実力診断SAPIXオープンで、算数偏差値33.5からのスタートでしたから!
1月受験とは、業界で言うところの「お試し受験」なのである。これは主に、東京・神奈川の受験生が、1月に実施される埼玉・千葉の入試、あるいは寮を完備している地方校が行う首都圏会場での入試を、本番前に受験することを指す。
……(中略)………
「お試しによるメリット」だが、一般的には3つあると考えられている。
1:模試とはまったく違う「受験本番」の空気に触れさせ、慣れさせておく
→いわば、“本気モード”の予行演習である。
2:合格を手にすることで安心感を持たせる
→一つ合格を得ることは、2月1日以降の本命校受験への自信になる。先ほど述べたように、実際に進学する可能性もあるので、「もし本命校に落ちても、入学できる学校がある」という余裕も生まれる。
3:あえて一度、「不合格」という痛い目に遭わせ、本気に火を点ける
→これは男子に多いのだが、「本番」が何たるかをまったく意識せず、模試感覚で舐めてかかるケースがある。そこで事前に、あえて「不合格」をもらって目を覚まさせるために、お試しするというパターンもある。
今回、1と2の目的だったものの、結果的には3のメリットも享受できた気がします。記事の中のお子さんと同じパターン…結果も同じであってほしい!
本人の感触的に絶対だめだと思った試験で合格してしまって、ちょっと浮かれてしまっていたところもありました。ここで喝が入ったのであればよかったし、これを引きずることになれば…受けなきゃよかったとなります。
絶対こうなる、はないのが受験。
長女のときは、志望校が明確すぎたため、他がどれだけ合格しても、志望校の合格を見るまではお試しを続けても、それほど安心できませんでした。
この状態も、精神的に苦しいものがありました。でも、どうしてもあの学校に行きたいんだという強い気持ちがすべての合格に結びついたともいえます。そして、どうしても行きたかった学校の合格の喜びは格別なものがあります。
しかし反面、そうでなかった場合の落胆を考えると…どうしても行きたい学校が一つというのは、怖いなとも思いました。
次女の場合は、長女と違って志望校がいつまでも明確になりませんでした。親から勧めることがなかったのもあるし、実は今も第一志望はあるものの、第ニ志望とほぼどちらも行きたいくらいな緩い目標です。
行きたい学校を一つに絞る怖さを感じる親と、次女のこだわりのなさから、どこか自分に合う学校に合格したらいいねというスタンスでやってきました。
でも、そうすると、もう一踏ん張りの努力ができなくなってしまうところもあります。
いったいどちらがいいのか。
それはすべて結果論でしかなく、それも含めてその子の受験。
やっぱり、姉妹それぞれ個性があり、同じようにはならないし、また違うドラマが展開されています。