本番前日には、ケロッと落ち着いていた娘。
当日の朝もいつも通り。模試の朝くらいの雰囲気でした。
夫は2/1~5まで会社のお休みをとり、サポート体制は万全
今まで快晴続きだったけれど、ちょっと曇った空に湿った空気。
ブルーな気分になってもおかしくないのに、娘の足取りは軽くて、どこかうれしそうにさえ見えました。
時間帯が遅かったのか、人がまばらで静かな中、門の前の警備員さんがにこやかにご挨拶してくださいました。
最後に訪れたのは一昨年の文化祭でした。久しぶりに訪れた学校に、あぁ、やっぱりここだなぁ、と言いようのない安心感を感じました。
今まで受験してきた学校、どの学校も素晴らしい学校なんだけど、娘にはやっぱりここが合っているという感覚が広がりました。
学校に入る前、
「ま、楽しんでくるよ
」
と言った娘。私も思わずポン!と肩をたたいて
「うん、楽しんでおいで
」
と送り出しましたが…
え???
あの号泣は…なんだったの?
きっと、あの爆発があったのがよかったんだと思います。
後ろを振り向かず、右手を肩の上あたりでバイバイと振りながら学校の中に入っていった娘の後姿を見送りながら、これは大丈夫だなと思いました。
不思議と、今までで一番落ち着いて合格発表を待っていられました。
夫も、
「もしこれでだめでも、ここまで来たらそれはご縁だよ。ご縁のある学校に決まるよ。」
夫婦ともに、何が起きても受け入れる悟りの境地。もう、ドキドキするのに疲れていたのもあるかもしれません。
次の日は豊島岡。これも模試に出かけるようでした。学校別SOの時に会場に豊島岡を選択できた時があって、その時と同じ感じ。模試はなるべく学校を選択した方がいいですね。落ち着いていられます。ちなみに素早く申し込まないと、まずはサピックス生が優先なのですぐいっぱいになってしまいます!
豊島岡が終わって、家に帰ってからとうとう桜蔭の合格発表です。
発表の14:00。HPを開くと…
あれ?今まで他の学校にはあった[合格発表]のバナーが見当たらない
え??
どこ?どこ?
どうしてこの大事な局面で…
10分間くらいあたふたして、それでもわからないので恥を忍んで学校に電話しました
以前送られてきたメールにURLが貼ってあったのでしたこれ、みなさんすんなりわかったのかな…私たちだけ??
急いで探して、ようやくクリック……
ほっとしました。
発表時間よりちょっと遅れたので、ご心配されているであろうグノーブルにもすぐ電話すると、
先生方がかわるがわる電話を替わられて、祝福してくださいました
でも、まだ豊島岡がありました。
夜の合格発表を見ると、合格🌸
結局、2回目の出願は必要なかったわけですが…結果論にすぎません。
もし1回目が不合格だったとしても、2回目の受験は行かないつもりでした。
グノーブルに結果報告をして、ようやく長かった長女の中学受験が終わりました。
終わってしまえば、5校も受ける必要はなかったのかもしれないのですが、コロナ禍の中、どうなるか分からない中、最善を尽くした結果でした。無事に最後まで走り抜けられて本当によかったです。
4年生の日能研の先生方、5.6年生のグノーブルの先生方には心から感謝しています。
そして、なにより本人がよくがんばりました。
一つの目標達成ができたけれど、これはゴールではなく、まだまだ続く道の通過点。
これからどんな道に進むのかはわからないけれど、中学受験で身につけることができた強い精神力と、知的好奇心を存分に発揮して自分らしく前に進んでいってほしいと思います。