前回、銀歯による危険性について書かせていただいたので、今回は銀歯を用いない治療の紹介をします!

今回紹介する方法はダイレクトボンディングという方法です。

これは、審美歯科のみならず、一般的な虫歯の治療や歯の隙間や欠けなどを埋める治療法なのですが、

その特徴やメリット・デメリットについて書いていきます!

 

ダイレクトボンディングとは、歯科用のレジン(合成樹脂。コンポジットレジンともいう)を歯科用の接着剤を使って

直接歯の表面に積み重ねていく治療法で、歯の色や形状を回復したり、歯と歯の間の隙間を埋めたりするのに適した方法です。

同じレジンを使う治療法には、歯の欠けや小さな虫歯などの治療に使われるコンポジットレジン充填という方法があります。

この2つがどのように違うのかについて説明します。

 

コンポジットレジン充填は、保険適用で削った部分に樹脂を詰めて虫歯による穴を塞ぎ形態を整えるのに対し、

ダイレクトボンディング法は、樹脂を詰めて形を整えるだけでなく、色調が自分の歯となじみ、審美的に優れた方法です!

二つとも樹脂の材料を用いますが、ダイレクトボンディングで用いられる材料のほうが強度や色調のなじみがよく、仕上がりに差があります。

ただし、ダイレクトボンディングは技術的にも難しく、自費治療になりますが、即日で歯がきれいに仕上がります。

 

これが保険のコンポジッレジン充填。削った部分に詰めた治療です。

これがダイレクトボンディングによる治療です。歯が削られる前の形態をイメージして周囲の色となじむように修復を行います。

 

ダイレクトボンディングはかなり幅広い治療に有効ですが、あまりに範囲が広い場合や、強度が必要な場合はセラミック治療が

適応となる場合があります。

また、経年的な材料の劣化もあるため、色の変化が気になる方にはセラミックがおすすめです。

治療費はセラミックよりも安価なため、最近希望される方は増えてきています。

 

気になることがあれば、お声かけください!!