「勝負は、「ゲームセット」と審判が言うまで、分からない」
王貞治さんの名言である。
最後まで、あきらめない。
あきらめない気持ちが、勝利を手繰り寄せる。
そう思わせる言葉である。
王貞治さんといえば、努力の人というイメージがある。
ライバルの長嶋茂雄さんは天才肌。
好対照のお二人により、前人未到の読売巨人軍の9連覇が実現しただろう。
世界のホームラン王が、勝負への強いこだわりを見せておられる。
自分のことではなく、チームの勝利を目指している。
野球人として、すばらしい精神である。
フラミンゴ打法、一本足打法、という想像を超えた打法で、ホームランを量産した。
そんなに身体は大きくはなかったけど、ホームランを放った。
人生も、勝負と同じで、死を迎える最期の瞬間まで、何が起きるか、わからない。生きている時間を無駄にしないようにしなければならない。