本来無一物(ほんらいむいちもつ)
この世に生を受けたとき。と書いたが、生まれたばかりの赤ちゃんに、何も考えることはできない。そして、何も持たずに、生まれてきた。
本来、何も持っていないところから始まり、成長していくにつれ、モノを持つようになる。知識も増え、自分で考えるようになる。
そして、欲が生まれる。
赤ちゃんのときはなかった欲が生まれる。
成長したことは嬉しいけど、知識が増えたことで、欲が出る。
お金、地位、名誉、そうしたものを手に入れると、失うのが怖くなる。そして、もっと欲しいと願う。それは否定されるものじゃないと思う。なぜなら、それが自然の欲求だから。
でも、どんなに欲を求めても、さらに強い欲に駆られる。醜いことかもしれないけど、でも、一刀両断に否定されるものじゃない。
けれど、欲を求めることは、儚い。生まれたときは何も持っていなかった。そのことを思い出し、ある程度゛のところで満足する。
何事も、中庸がいい。
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