読売ジャイアンツの松原聖弥選手が西武ライオンズにトレードで移籍することが発表された。

 

 松原聖弥選手は、育成契約選手だったが、実績を重ねて支配下登録を勝ち得た苦労人である。

 2021年には135試合出場で打率2割7分4厘、12本塁打とブレイクしたが、翌シーズンからは打撃が振るわず、今シーズンは久しぶりに1軍で活躍する雄姿が見られると期待したが、今シーズンも2軍でくすぶっていた。

 

 

 2021年限りで引退した亀井善行コーチの東京ドームでのスピーチがとても印象に残っている。

 亀井コーチは涙声で「聖弥、あんたは天才だから、もうちょっとだけ、頭使っていけよ」と愛情いっぱいに期待を込めた激励の言葉を贈った。

 亀井コーチの期待に応えることはできず、西武ライオンズに移籍することになったが、松原聖弥選手にとっては大きなチャンスである。

 このままジャイアンツにいても出番は限られる。他球団に行けば、活躍できる機会がたくさんある。もちろん結果を残さないといけないが・・・。

 

 読売ジャイアンツから移籍した選手が活躍することが多い。松原聖弥選手は必ずや新天地で活躍するだろう。そう思わせる可能性がある。

 西武ライオンズで結果を残し、大輪の花を咲かせてほしい。